2019年の23区内新築マンション供給数ランキング
[2018/10/27 00:00]
来年の物件数ランキング
不動産マーケティング事業のマーキュリーが、2019年に竣工予定の共同住宅の物件数ランキングを公開しています。
ランキングにカウントされている物件は、賃貸を含む共同住宅(マンション)で、新築に限られています。
東京特別区内で、物件数が最も多いのは「台東区」でした。
2019年は114物件を数え。2位以下と大きく差をつけています。
2位は「江東区」、3位は「品川区」が続きました。
一方、物件数が最も少ない23位は「葛飾区」でした。
22位の「目黒区」の半分しかない16物件に留まっています。
葛飾区は「相場の上限が高くなりにくい地域性」と「高騰する建築費を販売価格に転嫁せざるを得ない現況」という2点の理由から、新築マンションの事業化が鈍化していると言われています。
つまり、高くなった建築費を販売価格に上乗せして販売するには、相場が低い土地柄なのです。
1位の台東区と、23位の葛飾区とでは、物件数に大きな差があります。
新築マンションを探す際には、お目当ての区の物件数も確認しておきましょう。
大型の物件は湾岸エリアに
2019年竣工予定の共同住宅のうち、10万平方mを超える大規模マンションプロジェクトは、江東区有明の「シティタワーズ東京ベイ」、中央区晴海の「パークタワー晴海」の2物件でした。
いずれも、湾岸エリアに位置しており、大手デベロッパーが手掛けるタワーマンションです。
2020年の東京オリンピックパラリンピック開催に向けて、湾岸エリアの物件には、引き続き注目が集まるでしょう。