インフルエンザが流行シーズン入り。手洗いなどの対策を
[2018/12/16 00:00]
例年並みの時期に流行シーズン入り
厚生労働省は、12月14日付けで、インフルエンザが流行シーズン入りしたと発表しました。
インフルエンザの流行シーズンは、例年12月から3月にかけてなので、この時期にシーズン入りするのは「例年並み」です。
インフルエンザの流行状況は、定点医療機関のインフルエンザ患者数が基準となっています。
定点医療機関は、全国の約5千カ所に設定されています。
それぞれの定点の患者数は、週に一度集計され、流行状況が判断されます。
今週の報告では、目安とされている「患者数が定点当たり1.0人」を超える「1.70」になったため、流行シーズン入りと判定されました。
北海道は、すでに警報レベル
インフルエンザの流行状況は、地域によって差があります。
現在、「大きな流行が疑われる」とされる、警報レベルに達している地域が「北海道」にあります。
また、「今後4週間以内に大きな流行が発生する可能性がある」とされる注意報レベルに達している地域が、北海道以外でも、新潟県、愛知県、兵庫県、香川県、鹿児島県の5県にあります。
現在、流行している地域は、国立感染症研究所の流行レベルマップで確認できます。
今年のウイルスは4種類
季節性インフルエンザのウイルスには、4種類の型があります。
今回のシーズンは、A/H1N1亜型、A/H3N2亜型、B型(2系統)の4種類のすべてに流行の恐れがあります。
手洗いやマスクで予防を
インフルエンザは、来年3月ごろにかけて、本格的な流行シーズンとなります。インフルエンザにかからないための対策を心がけてください。
主な対策は、次の5つです。
- こまめな手洗い
- マスクの着用をはじめとする「咳エチケット」
- インフルエンザワクチンの予防接種
- 休養、栄養、水分の補給
- 適度な室内加湿と換気
また、手洗いは洗い方が大切なので、東京都の提供による動画を参考にしてください。
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