1年間に生まれる日本人は、死ぬ人より44万人も少ない
[2019/7/16 00:00]
日本人の人口が10年連続で減少
2019年1月1日現在の住民基本台帳をもとに、総務省がまとめた日本人の人口は「1億2,477万6,364人」でした。
日本人の人口は、ピークだった2009年から、10年連続で減少しています。
生まれる人より、死ぬ人が44万人も多い
2018年1年間の出生者数は「92万1,000人」でした。
一方、死亡者数は「136万3,564人」です。
したがって、前年からの自然増減数は過去最高の「44万2,564人」のマイナスでした。
65歳以上の人口が28%を超える
日本人の人口を年齢階級別に見ると、65歳以上の「老年人口」が増え、14歳未満の「年少人口」と15歳~64歳の「生産年齢人口」が減っています。
総人口に占める老年人口の割合を「高齢化率」と言いますが、これも過去最高の「28.06%」でした。
首都圏への人口集中が進む
日本人の人口が増えている県は、東京都、神奈川県、沖縄県、千葉県、埼玉県の5都県だけでした。
このうち、沖縄県は自然増だけでも増加している唯一の県です。
それ以外の都県は、他県からの流入による社会増によって増えています。
また、前年まで日本人人口が増加していた愛知県が、減少に転じました。
沖縄県を除くと、人口が増えている県は首都圏に集中しており、東京を中心とする首都圏に人口が集中する傾向が、ますます強くなっています。