夫には「同志」や「恋人」でいてほしいが、現実には「子供」や「上司」だったりする
ハーレクイン上陸から40年
ロマンス小説「ハーレクイン」が、日本で発売されてから40周年を迎えました。
その記念行事の一環として、「ハーレクイン」が初上陸した時点で10代から20代だった女性たちが、現在の夫との関係をどのように感じているかというアンケートが公開されています。
2019年5月に行なわれたインターネットアンケートには、50~79歳で配偶者のある184人が回答しています。
アンケートは、ハーレクインの発売元であるハーパーコリンズ・ジャパンが、ハルメク 生きかた上手研究所と共同で行なっています。
夫の評価は「74.7点」
「夫に対する満足度」を100点満点で聞いています。
全回答者の平均点は、100点満点中の74.7点でした。
また、回答者の半分以上が「80点以上100点未満」と、高い評価を与えています。
生まれ変わったら、現在の夫を選ばない人が多い
「生まれ変わっても現在の夫を選ぶ」人は46.7%でした。
回答者の半分以上は、「選ばない」と答えています。
平均点が70点を超える高評価の割には、来世では選ばれない夫が多いようです。
「知性」と「経済力」は評価できるが…
夫について、いくつかの項目ごとに満足しているかどうかを聞いています。
評価が高かった項目は「知性」と「経済力」で、回答者の8割以上が「満足」と回答しています。
一方、「性(セックスやスキンシップ)の相性」「行動力」「人とのコミュニケーション」では、満足している人は6割前後しかいません。
「恋人」でいてほしいが、「子供」や「上司」だったりする
回答者にとっての「理想の夫」と「現実の夫」の像を聞いています。
「理想の夫」で1位になったのは「同志」でした。
2位は「恋人」で、3位が「同居人」です。
「現実の夫」の1位も「同志」ですが、その割合は下がっています。
2位は「同居人」で、3位に「家庭のスポンサー」が入っています。
理想の夫として「恋人」を選ぶ人は14%いますが、現実の夫を「恋人」と感じている人は4%しかいません。
また、夫が「子供」や「上司」であることを望んでいる回答者はゼロですが、実際には存在しています。
「現実の夫」を「子ども」と捉えている回答者のコメントを見てみましょう。
主人ではなく、我が子の状態になっているので、もっと自立した男性と結婚したいです。子供は成長して巣立ちましたが、夫は死ぬまで巣立ちません。(58歳)
知らない方が幸せということも
あなたが女性の場合、あなたの夫は、「同志」「恋人」「同居人」「家庭のスポンサー」などのうち、どれにあてはまりますか。
それを夫に言ってみたいと思いませんか。
また、あなたが男性の場合、あなたは配偶者から、どのように見られているでしょうか。
思い切って聞いてみる勇気が、あなたにありますか。
また、あなたは妻のことをどんな存在と捉えていますか。
胸に手をあてて、よく考えてみましょう。