夫には「同志」や「恋人」でいてほしいが、現実には「子供」や「上司」だったりする

[2019/7/23 00:00]

ハーレクイン上陸から40年

ロマンス小説「ハーレクイン」が、日本で発売されてから40周年を迎えました。

その記念行事の一環として、「ハーレクイン」が初上陸した時点で10代から20代だった女性たちが、現在の夫との関係をどのように感じているかというアンケートが公開されています。

2019年5月に行なわれたインターネットアンケートには、50~79歳で配偶者のある184人が回答しています。

アンケートは、ハーレクインの発売元であるハーパーコリンズ・ジャパンが、ハルメク 生きかた上手研究所と共同で行なっています。

夫の評価は「74.7点」

「夫に対する満足度」を100点満点で聞いています。

全回答者の平均点は、100点満点中の74.7点でした。

また、回答者の半分以上が「80点以上100点未満」と、高い評価を与えています。

出典:データを基に編集部が作成

生まれ変わったら、現在の夫を選ばない人が多い

「生まれ変わっても現在の夫を選ぶ」人は46.7%でした。

回答者の半分以上は、「選ばない」と答えています。

平均点が70点を超える高評価の割には、来世では選ばれない夫が多いようです。

出典:データを基に編集部が作成

「知性」と「経済力」は評価できるが…

夫について、いくつかの項目ごとに満足しているかどうかを聞いています。

評価が高かった項目は「知性」と「経済力」で、回答者の8割以上が「満足」と回答しています。

一方、「性(セックスやスキンシップ)の相性」「行動力」「人とのコミュニケーション」では、満足している人は6割前後しかいません。

出典:データを基に編集部が作成

「恋人」でいてほしいが、「子供」や「上司」だったりする

回答者にとっての「理想の夫」と「現実の夫」の像を聞いています。

「理想の夫」で1位になったのは「同志」でした。

2位は「恋人」で、3位が「同居人」です。

「現実の夫」の1位も「同志」ですが、その割合は下がっています。

2位は「同居人」で、3位に「家庭のスポンサー」が入っています。

出典:データを基に編集部が作成

理想の夫として「恋人」を選ぶ人は14%いますが、現実の夫を「恋人」と感じている人は4%しかいません。

また、夫が「子供」や「上司」であることを望んでいる回答者はゼロですが、実際には存在しています。

「現実の夫」を「子ども」と捉えている回答者のコメントを見てみましょう。


主人ではなく、我が子の状態になっているので、もっと自立した男性と結婚したいです。子供は成長して巣立ちましたが、夫は死ぬまで巣立ちません。(58歳)

知らない方が幸せということも

あなたが女性の場合、あなたの夫は、「同志」「恋人」「同居人」「家庭のスポンサー」などのうち、どれにあてはまりますか。

それを夫に言ってみたいと思いませんか。

また、あなたが男性の場合、あなたは配偶者から、どのように見られているでしょうか。

思い切って聞いてみる勇気が、あなたにありますか。

また、あなたは妻のことをどんな存在と捉えていますか。

胸に手をあてて、よく考えてみましょう。

[シニアガイド編集部]