「生まれ変わっても一緒になりたい」と思っている60代男性は多いが、そう思っている伴侶は多くない

[2016/2/26 03:46]

生まれ変わっても一緒になりたい?

「『生まれ変わっても一緒になりたい』と思っている60代の男性は多いが、伴侶(はんりょ)はそうは思っていない」というアンケート結果が出ていました。

これは、博報堂新しい大人文化研究所が、インターネット上で行なったもので、今回はその中から60代のデータだけを抜き出しています。

半数以上の男性は「生まれ変わっても一緒になりたい」と思っている

アンケートの質問は、「生まれ変わっても、現在の配偶者・パートナーと一緒になりたいか」というものです。

回答は5択で、「そう思う」「ややそう思う」「どちらともいえない」「あまりそう思わない」「そう思わない」から選ぶようになっています。

半数以上の60代男性は「生まれ変わっても一緒になりたい」と思っている

60代の男性は、「そう思う」と「ややそう思う」を合わせた比率が「52.6%」でした。

半数以上の男性が、「生まれ変わっても今のパートナーと一緒になりたい」と思っているわけです。

逆に「あまりそう思わない」と「そう思わない」を合わせた比率は「10.7%」に留まっています。

「今のパートナーといっしょになりたくない」と思っている男性は10人に1人ぐらいの割合です。

「生まれ変わっても一緒になりたい」女性は三人に一人

「生まれ変わっても一緒になりたい」と思っている60代女性は少ない

しかし、60代の女性では、「そう思う」と「ややそう思う」を合わせた比率は「35.0%」に留まっています。

「生まれ変わっても一緒になりたい」と思っている女性は3人に1人ぐらいなのです。

「あまりそう思わない」と「そう思わない」を合わせた比率は「27.4%」で、男性の2倍以上に達しています。

4人に1人の女性は、「今のパートナーとは一緒になりたくない」と思っています。

年齢が進むと「どちらともいえない」という女性が増える

このアンケートでは、40代と50代の男女にも同じ質問をしています。

男性は、60代になると、「生まれ変わっても一緒になりたい」という比率が高くなります。

しかし、女性は年齢を追うごとに「生まれ変わっても一緒になりたい」の比率が下がり、「どちらともいえない」が増えていきます。

これが、それぞれの年代の特性による違いなのか、年齢が進むと男性に希望を持てなくなる女性が増えるのかは、この調査だけではわかりません。

しかし、年齢が進むに連れて、配偶者やパートナーに頼る場面は確実に増えていきます。また、退職後の男性は、家庭で過ごす時間が増えていきます。

退職後も楽しい家庭生活を送るためにも、配偶者やパートナーとの会話や行動を心がけて、理解を深めるように心がけましょう。

40代と50代も含むアンケート結果。年代が上がるにつれて、男性は「生まれ変わっても一緒になりたい」が増え、女性は「どちらともいえない」が増えていく
[シニアガイド編集部]