東京都、企業には「12日間の連続休暇」、都民には「買い物は3日に1回」で外出を抑制
[2020/4/24 00:00]
外出を抑えるためのキャンペーン
東京都は、新型コロナウイルスの感染拡大に対して、外出を抑制するキャンペーン「STAY HOME 週間」を開始します。
期間は4月25日(土)から5月6日(水)の12日間です。
大型連休を含む期間中は、都民の外出を抑制するために、さまざまな取り組みが行なわれます。
この記事では、都民の生活に関わる事柄を中心に紹介します。
企業に「12日間の連続休暇」を呼びかけ
「STAY HOME 週間」では、在宅を進めるため、都民と企業への呼びかけが強化されます。
具体的な内容は次の通りです。
都民向け
- お買い物における外出時間を分散するため、3日に1回程度のお買い物を呼びかけ
- 不要不急の帰省や旅行など他の道府県への移動の自粛要請
- 交通機関を通じた外出自粛等の呼びかけ
買い物についての呼びかけは、スーパーマーケットの店内が混み合う状況を踏まえたものでしょう。
また、大型連休中に、帰省を含む旅行をしないように呼びかけています。
事業者向け
- 企業に対する12日間の連続休暇の呼びかけ
- 出勤抑制、テレワークの推進
- 働く人のお住まい付近の宿泊施設を活用したテレワークの推進
- お店の混雑緩和策の工夫について、業界団体と連携
企業向けにはキャンペーン期間中を連続休暇とすることで、通勤を抑制することを呼びかけています。
また、商店では混み合う時間の表示や入場制限などにより、店内の混雑を避けることを目指しています。
そして、3つ目の分野として、公園に人が集まることを避けるための取り組みが行なわれます。
都立公園等での3密を解消するための取組
- 都立公園、海上公園、自然公園の利用の自粛を呼びかけ。遊具公園や駐車場などの閉鎖
- 高尾山ケーブルカーの運休
- 奥多摩周遊道路の駐車場の閉鎖
神奈川県、埼玉県、千葉県の3県も協調
「STAY HOME 週間」には、東京都に隣接する神奈川県、埼玉県、千葉県の知事も賛同しており、共同キャンペーンが実施されます。
3県の企業に対して、どの程度の呼びかけが行なわれるかは不明ですが、「連続休暇」という形で休業を求めるとすれば影響が出ることが予想されます。
4月24日以降の各県の発表に注意してください。