一都三県の鉄道が、初詣用の終夜運転を中止

[2020/12/20 00:00]

大晦日の夜は運転を停止

一都三県の鉄道会社が、12月31日の大晦日(おおみそか)の終夜運転を中止すると発表しました。

例年、鉄道会社は、初詣(はつもうで)をする顧客のために、大晦日は一晩中、電車の運行を行なっています。

しかし、今年は、新型コロナウイルスの感染予防のために、一都三県の知事が共同で「終夜運転の中止」を申し入れたため、これを受け入れたものです。

終夜運転の中止を決めたのは、次の6社です。

  • JR東日本
  • 東京メトロ
  • 京浜急行電鉄
  • 京成電鉄
  • 京王電鉄
  • 東京臨海高速鉄道

また、これらの各線と連絡する、小田急電鉄の臨時列車も運転を中止します。

すでに終夜運転をしないことを発表済みの鉄道会社もあるので、一都三県では、大晦日の深夜から元旦にかけて、鉄道による移動ができなくなると考えた方が良いでしょう。

明治神宮は参拝できないように閉門

鉄道会社の終夜運転中止を受けて、初詣の対象となる神社仏閣でも、大晦日の夜の参拝を中止する動きが出ています。

例年、多数の参拝者を集める明治神宮では、「大晦日から元旦にかけての終夜開門を自粛し、大晦日は16:00に閉門する」としています。

すでに、各地の神社仏閣は、大晦日や三が日以外に参拝する「分散参拝」を呼びかけていました。

さらに、今回の終夜運転の中止を受けて、大晦日から元旦にかけては、参拝できなくなるところが増えるでしょう。

どうしても元旦に初詣をする場合は、神社仏閣のホームページで、参拝が可能な時間を確認してください。

[シニアガイド編集部]