新型コロナから命を守るための年末年始の行動

[2020/12/13 00:00]

年末年始でも新型コロナを忘れてはいけない

政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会が、新型コロナウイルスの感染を防ぐための年末年始の行動について提言をしています。

私たちの社会は、新型コロナウイルスによる感染症が流行してから、初めての冬を迎えます。

年末年始は特別な時期ですが、新型コロナの存在を忘れることはできません。

年末年始を無事に過ごすためには、「一人ひとりが年末年始を静かに過ごす」ことを基本方針として、命と暮らしを守ることを優先してください。

この記事では、年末年始の行事ごとに注意事項をまとめています。

忘年会、新年会

忘年会や新年会で大切なことは、「普段から一緒にいる人と少人数で開催する」ことです。

その上で、「体調が悪い人は参加しない」「会話をする時は必ずマスクを着用する」など、感染リスクを下げる工夫をしてください。

会場を選ぶときは、感染を防ぐためのガイドラインを遵守しているお店を選びましょう。

年末年始の帰省

帰省する場合は、「密閉」「密集」「密接」の「3密」を避けるなど、基本的な感染防止策を守ってください。

発熱などの症状があったり、感染防止策を守ることが難しそうなときは、帰省を控えましょう。

また、帰省する場合は、混雑する時期を避けて、分散して休暇を取得してください。

そして、帰省先では「大人数の会食を控える」ことが大切です。

初詣(はつもうで)

寺社への初詣は、「混雑する時期を避ける」ことが大切です。

境内での3密や、参拝後の混雑を避けてください。

カウントダウンイベントは、屋外であっても混雑しやすいので巻き込まれないようにしてください。

成人式

成人式は、顔見知りの人が多く集まり、「3密」が発生しやすい場面です。

成人式では、主に主催者側に感染を避ける工夫が求められます。

しかし、参加する人も「会場やその周囲で密集をしない」「式典の前後には飲食を控える」などの行動を心がけてください。

流行地ではさらなる工夫を

現在、東京都、大阪府、北海道では、新型コロナウイルスの感染拡大が止まりません。

このような地域では、さらに徹底した対策が必要となります。

  • 特に大人数の「忘年会、新年会」は見送り、オンラインでの忘年会や新年会を検討すること。
  • 「成人式」及び「その他年末年始に想定されるイベント」は、主催者はオンラインを活用した形での開催や開催時期、時間の分散化等、在り方について慎重に検討すること。
  • 「年末年始の帰省」は、時期の分散のみならず、延期も含め慎重に検討すること。

くれぐれも命を大切にして、「一人ひとりが年末年始を静かに過ごす」ことを心がけてください。

[シニアガイド編集部]