1年前から4万人以上も減った東京都の人口
[2021/6/25 00:00]
前月より5千人も減少
東京都が、2021年6月1日時点の人口を公開しています。
人口の総数は「1,395万7,977人」で、前の月よりも5,079人も減りました。
2カ月連続で増えていた東京都の人口が、再び減少に転じてしまいました。
1年前の2020年6月と比べると4万1,591人も減少しています。
2021年は前年割れが続く
東京都の人口は、3月と4月に大きく増加し、それ以降もゆるやかな増加が続くというパターンを繰り返してきました。
しかし、新型コロナの流行以後は、3月と4月に増える人口が少なくなり、それ以外の月では減少することも珍しくありません。
特に、2021年は人口増加に勢いがなく、前年割れの状態が続いています。
東京都の人口は、2020年5月に初めて1,400万人を超えましたが、それをピークに流出が続いているのです。
23区で人口が増えたのは4区だけ
東京都の人口減少は、地域によって差があります。
区市町村ごとに、1年前と人口を比べると、区部(23区)の人口が大きく減っていることが分かります。
23区では、千代田区、中央区、台東区、墨田区の4区以外は、すべて1年前よりも人口が減りました。
一方、市部は、23区に接する東寄りの市と、中央線沿線の市で人口が増えています。
人口が減少したのは、青梅市、府中市、昭島市、福生市、狛江市、武蔵村山市、多摩市、羽村市、あきる野市でした。
どちらかと言えば、西多摩よりの市が多くなっています。
郡部と島部は、利島と青ヶ島を除いて、人口が減少しました。