1年前より4万人も少なくなった東京都の人口
[2021/7/30 00:00]
減少が続く東京都の人口
東京都は、2021年7月1日時点の推計人口を公開しました。
東京都の人口は「1,404万9,146人」で、前月よりも2,418人減りました。
東京都の人口が減るのは、2カ月連続です。
なお、東京都の推計人口は、最新の国勢調査の結果を受けて、過去数カ月分が補正されて、増えています。
下のグラフは、補正後の数字となっています。
1年前に比べて、約4万人も減った
新型コロナウイルス感染症の影響で、東京都の人口は、減少傾向にあります。
2021年3月からは、1年前の人口を下回っています。
7月1日の時点で、1年前に比べると、人口は「3万9,832人」も少なくなっています。
都心は増加、周辺の区は減少
2021年6月の1カ月間で、東京都の人口は2,418人減りました。
地域別で見ると、区部(23区)は2,945人の減少、市部(都下)が598人の増加、郡部は36人の減少、島部は35人の減少です。
また、同じ23区内でも、都心に近い区は人口が増えており、周辺の区は人口が減っています。
例えば、千代田区と中央区は2桁ながら人口が増えていますが、世田谷区、大田区、江戸川区などは1カ月で500人以上も減っています。
新型コロナウイルス感染症という逆風はあっても、仕事で離れられない都心部は人が集まります。
一方、周辺の住宅区から人が離れて、都下や周辺の県へと脱出しているのでしょう。