「緊急事態宣言」終了後も東京都の人口が減少。ついに一昨年を下回る
[2021/12/2 00:00]
10月も8千人以上の減少
東京都が公開した、2021年11月1日時点の人口は「1,401万9,665人」でした。
2021年10月の1カ月間で「8,924人」も人口が減りました。
2021年5月以降は、6カ月連続で人口が減少しています。
東京都の「緊急事態宣言」は9月30日で終了しましたが、それでも人口の減少は止まりませんでした。
ついに一昨年の人口を下回る
11月1日時点の人口を、前年の同じ月と比べると「37,673人」も減りました。
さらに、一昨年の同じ月と比べても「10,419人」下回っています。
これまで何十年にも渡って、順調に増え続けてきた東京都の人口が、2年前の状態に戻ってしまったのです。
2020年から始まった新型コロナウイルスが与えた影響の大きさは、人口の減少という形で、はっきりと表れているのです。
人口減少のほとんどは23区が占めている
地域別では、「区部(23区)」「市部」「郡部」「島部」のすべてで人口が減少しています。
特に「区部」では、前月よりも「7,918人」も減りました。
東京都の人口減少は、23区がほとんどを占めています。
23区は、人口密度が高い地域でもあります。
人の多い地域や、人混みを避けたいという気持ちが、新型コロナウイルスの流行によって定着してしまったのかもしれません。