濃厚接触者の待機期間を「5日間」に短縮。最短で「3日間」も可能
身近な人が感染したときの「待機期間」
新型コロナウイルス感染症の「第7波」は大きく、新規陽性者が増えています。
家族や同僚にPCR検査の陽性者が出たという人も少なくないでしょう。
その場合、一定の期間、外出を避けて自宅で待機することになっています。
これを「待機期間」と言います。
待機期間は、7月22日に改定され、以前の7日間から5日間に短縮されました。
しかし、いろいろ条件があって、自分が何日待機すれば良いのか、判断に迷う場合があります。
この記事では、それぞれの条件に応じた「待機期間」を紹介します。
家族の待機期間は「5日間」
まず、陽性者と同居している家族の場合です。
この場合、自分に症状が無ければ、待機期間は「5日間」となります。
ただし、2日目と3日目に、抗原検査などを行ない、それが陰性であれば、「3日間」で待機が解除できます。
どうしても早く出勤したい場合は、自己負担で検査を行なうことで、待機期間を短縮できるのです。
同僚の待機期間は予防対策の有無で異なる
次に、一般の会社で、同僚が陽性者になった場合です。
まず、接触が深く、手で触れることの出来る距離で、マスクなどの必要な感染予防策なしで、15分以上の接触があったときは、「目安として5日間」の待機となります。
例えば、マスク無しで食事を取りながら、打ち合わせをしていた場合は、こちらになります。
こちらも、2日目と3日目に検査を行なうことで、待機期間が短縮できます。
一方、深い接触が無く、マスクを着用するなどして予防対策をしていた場合は、「外出制限なし」となります。
医療機関は「5日間」が基本
なお、医療機関や高齢者施設などでは、条件が異なります。
この場合は、感染者との最終接触日の翌日から「5日間」となります。
2日目と3日目に検査を行なうことで、待機期間が短縮できるのは同じです。
基本は「5日間」、最短で「3日間」
ここまで紹介した「待機期間」の基準を、下の図にまとめてあります。
基本は「5日間」、最短で「3日間」と覚えてください。
症状があれば「10日間」、無いときは「7日間」
最後に、自分自身が「陽性者」になった場合は、どれぐらい療養していれば良いのでしょうか。
これは、「症状がある場合は10日間、症状が無い場合は7日間」が基本です。
もちろん、症状が治らない場合は、それに応じて延長します。
新型コロナウイルスに感染すると、自分が苦しむだけではなく、職場や家族にも大きな影響があります。
普段から、マスクの着用や手洗いなどの予防対策を行ない、できるだけ人混みを避けて行動してください。