「新型コロナかな?」と思ったら、どうすれば良い

[2022/8/7 00:00]

症状が出たら、どうする

もしも、今、自分や家族に「急に熱が出て、ノドが痛い」という症状が出たら、新型コロナウイルスを疑うでしょう。

では、具体的にどう対応すれば良いのでしょうか。

現状では、「病院」に行くのも大変そうですし、自治体の「発熱相談窓口」も混み合っています。

そんなときのために、日本感染症学会など4つの学会が合同で、ガイドラインを公開しています。

この記事では、その方針に沿って、「コロナかな?」と思ったときの対応を紹介します。

「自宅療養」が基本

まず最初に結論を紹介します。

「症状が軽い場合は、65 歳未満で基礎疾患や妊娠がなければ、あわてて検査や受診をする必要はありません。自宅療養で十分です」

つまり、通常のカゼと同じように、対応します。

ここで言う「症状が軽い」というのは、飲んだり食べたりできて、呼吸が苦しくない状態です。

乳幼児であれば、顔色が良い状態です。

これぐらいの症状では、病院に行っても、新型コロナ用の特別な治療は行なわれません。

発熱や痛みをやわらげる「解熱鎮痛薬」が処方されるだけです。

例えば、「アセトアミノフェン」「イブプロフェン」「ロキソプロフェン」ですから、その成分の市販薬を購入しておけば大丈夫です。

薬の成分が分からないときは、薬局で相談してください。

出典:日本感染症学会など4学会の共同声明

症状が重いときは病院に相談を

逆に、「症状が重い状態」のときは、どうすれば良いのでしょうか。

この場合は、「かかりつけ医」や「発熱相談窓口」に相談します。

「症状が重い」というのは、水分が飲めない、ぐったりして動けない、呼吸が苦しい、呼吸が速いなどの状態です。

乳幼児であれば、顔色が悪い、機嫌が悪く、あやしてもおさまらない、という状態です。

また、「37.5℃以上の発熱が4日以上続く」「年齢が65歳以上」「腎不全などの基礎疾患がある」「妊娠中」「ワクチンを接種していない」に該当する人は、重症化する恐れがあります。

早めにかかりつけ医に相談してください。

いきなり病院に行くのではなく、電話などで相談することをおすすめします。

さらに「唇が紫色になっている」「肩で息をしている」「意識がない」などの重症になったら、救急車を呼ぶことを検討してください。

救急車を呼ぶべきかどうかで迷ったときは「救急受診ガイド」のサイトや、「救急利用リーフレット」のPDFファイルが役に立ちます。

一部の重症者以外は2~4日で回復する

最後に、どうして「自宅療養」で良いのか、その理由を簡単に紹介しましょう。

新型コロナウイルスでは、重症化する人の割合は、数千人に1人程度です。

それ以外の人は、順調に回復すれば、カゼと大きな違いはありません。

感染から2~4日で症状が表れますが、その症状は2~4日続いたら回復します。

「基礎疾患がある」など、重症化しやすいリスクを持っている人以外は、自宅療養で十分なのです。
もちろん、「呼吸が苦しくなった」など、重症化の恐れが出てきたときは、ためらわずに病院を利用してください。

出典:日本感染症学会など4学会の共同声明

なお、自分の症状がカゼなのか新型コロナなのか、はっきりさせたいという人は、薬局で「医療用抗原検査キット」を購入してチェックしてください。

検査キットを購入できる薬局の一覧も公開されています。

検査を受けるためだけに、病院に行くと、病院の負担が重くなってしまいます。

それに、外出や、長い待ち時間によって、かえって症状が悪化する恐れもあります。

処方される薬も、市販薬と同じであるならば、外出せずに自宅で安静にしている方が良いでしょう。

自宅療養中の暮らし方については、「自宅療養者向けハンドブック」のPDFファイルが役に立ちます。

これを読んで、事前に準備をしておけば万全です。

[シニアガイド編集部]