新型コロナワクチン、60歳以上の高齢者の70%が4回目を接種済み

[2022/10/4 00:00]

高齢者の70%以上が4回目を接種

60歳以上の高齢者の70%が、新型コロナワクチンの4回目の接種を終えたことが分かりました。

4回目の接種は、10月3日時点では「3,486万6,324回」に達しました。

このほとんどが、高齢者への接種で「3,055万4,794回」を占めています。、

これは、4回目の接種が想定されている高齢者の「70.5%」にあたります。

対象である高齢者の7割が接種を行なったことで、4回目の接種は、その役割を果たしたと言えるでしょう。

大きく変わったワクチンの対象者

2022年5月25日に始まった、4回目の接種は、次の3つのグループが対象でした。

  • 「60歳以上の人」
  • 「18歳以上60歳未満で、重症化リスクが高いと医師が認める人」
  • 「医療従事者」および「高齢者施設の従事者」

つまり、感染すると重症になりやすい人に限って接種する方針でした。

しかし、9月20日から開始された「オミクロン株対応ワクチン」の接種は、「初回接種(1回目と2回目のセット)が完了している12歳以上の人」に範囲が広がりました。

つまり、ワクチンを接種する対象を大きく広げ、この冬に予想されている新型コロナウイルス感染症の流行を抑えるという方針に変わったのです。

「オミクロン株対応ワクチン」の接種券が届いている人は、前回の接種から5カ月が経過していれば、いつでも接種が受けられます。

できるだけ早く予約を取り、ワクチンの接種を受けてください。

なお、4回目用の接種券を使って予約が済んでいる人は、そのまま4回目の接種を受けてください。

すでに、4回目の接種に使用されるワクチンも、「オミクロン株対応ワクチン」への切り替えが始まっています。

4回目の接種をキャンセルして、「オミクロン株対応ワクチン」の予約を取り直す必要はありません。

[シニアガイド編集部]