季節外れのインフルエンザの流行が拡大。東京周辺と九州/四国地方が流行の中心
[2023/10/8 00:00]
季節外れのインフルエンザの流行が続く
インフルエンザの流行は、例年は冬ですが、今年は9月から始まり、週を追うごとに感染が拡大しています。
インフルエンザでは、定点に指定された病院の患者が「10人」を超えると「注意報」が、「30人」を超えると「警報」が発令されます。
10月1日の時点では、全国の定点当たりの患者が「9.57人」になり、「注意報」のレベルに近づいています。
14の都県が「注意報」レベルに
都道府県別に見ると、先週より5県多い、14の都県で定点当たりの患者数が「10人」を超えました。
つまり、全国の3分の1の県で、インフルエンザの「注意報」が発令されています。
特に、沖縄県は、「警報」の発令基準である「30人」に近づいています。
東京周辺と九州/四国が流行地
現在のインフルエンザの流行地は、東京周辺と九州/四国地方です。
東京周辺では、今週から「神奈川県」で10人を超えました。
これで、一都三県のすべてが「注意報レベル」となりました。
九州/四国地方では、「徳島県」「福岡県」「長崎県」「熊本県」の4県が加わりました。
「注意報」が発令された都県
- 沖縄県 25.93
- 千葉県 19.56
- 大分県 19.55
- 山口県 19.39
- 東京都 16.58
- 宮崎県 16.31
- 神奈川県 15.05
- 熊本県 14.91
- 埼玉県 13.98
- 愛媛県 13.84
- 徳島県 12.32
- 茨城県 11.99
- 福岡県 11.91
- 長崎県 10.23
ワクチン接種は高齢者が優先
インフルエンザの予防として有効なワクチンの接種は、65歳以上の高齢者と特定の持病がある人が優先されています。
高齢者については、10月1日から接種が始まっています。
接種の料金についても、市区町村ごとに補助が行なわれます。
高齢者以外の人については、10月26日以降に接種が可能となります。
まず、もよりの市区町村のホームページで、「インフルエンザワクチンの接種」で検索し、情報を確認してください。