仕事をしながらガンの治療はできないと思う人が多数。できない理由は「自分の体力」と「職場の環境」

[2023/10/24 00:00]

国によるガン治療のアンケート

内閣府が「ガン対策に関する世論調査」の結果を公開しています。

2023年7月から8月にかけて行なわれた郵送調査には、1,626人が回答しています。

この記事では、ガンに対する感情と、仕事との両立について紹介します。

9割上の人は「ガン」が怖い

ガンについて「怖い」と感じている人は90.2%でした。

回答者の9割以上が、ガンを怖い病気と考えています。

出典:内閣府

「ガン」=「死」という印象が強い

ガンを怖いと感じる理由は何でしょう。

一番多いのは「死に至る場合があるから」でした。

全体の8割の人がこれを挙げています。

「ガン」が死に直結する病気であるという印象は、いまだに強いのです。

他には、痛み、家族の負担、高額な治療費などが挙げられています。

出典:内閣府

「仕事をしながら治療はできない」と思う人が多い

次に、ガン治療と仕事の両立について聞いています。

「ガンの治療や検査のために2週間に一度程度病院に通う必要がある場合、現在の日本の社会は、働き続けられる環境だと思いますか」と聞いています。

「そう思う」という人は45.4%、「そう思わない」という人が53.5%でした。

つまり、2週間に1回であっても、ガン治療は仕事と両立できないと考えている人の方が多いのです。

出典:内閣府

足りないのは「体力」と「職場の環境」

最後に、「働き続けることを難しくさせている最も大きな理由」を聞いています。

一番多い答えは「治療と仕事の両立が体力的に困難だから」でした。

以下、「代わりがいない」「休めるかどうかわからない」など、職場の状況による答えが続きます。

ガンの治療と仕事を両立するためには、本人の体力や精神力も重要ですが、職場の環境が大きく影響することが分かります。

出典:内閣府

すぐに離職せず、治療方法の相談を

日本人の死亡原因で一番多いのは「ガン」で、死亡原因の4分の1を占めています。

しかし、ガンになった人がすべて死亡しているわけではありません。

ガンが完全に治る「治癒(ちゆ)」になることは難しくても、病気による症状や検査異常が消失した「寛解(かんかい」の状態になり、日常生活に復帰している人は少なくありません。

いったん退職してしまうと、治療が終わっても職場に復帰することは簡単ではありません。

ガンが分かったからといって、すぐに退職してしまうのではなく、冷静に状況を確認して、仕事と両立できる治療方針を探してください。

[シニアガイド編集部]