沖縄も再び「注意報」を発令。すべての県でインフルエンザが流行中
すべての県でインフルエンザが流行中
インフルエンザでは、定点に指定された病院の患者の平均が「10人」を超えると「注意報」が、「30人」を超えると「警報」が発令されます。
2023年12月24日の時点では、これまで流行が落ち着いていた「沖縄県」でも「注意報」が発令されました。
そのため、全国のすべての県に「警報」または「注意報」が発令されています。
また、全国の定点病院ごとの患者数は「23.13人」、全体の患者の数は「11万4,126人」で、いずれも前の週を下回りました。
全国的には、インフルエンザの流行は落ち着きつつありますが、まだしばらくは警戒が必要な状況です。
東北と九州は引き続き警戒が必要
インフルエンザの「警報」が出ている県は6県でした。
「警報」が出ている県は、「宮崎県」「宮城県」「大分県」「北海道」「青森県」「山形県」の6道県です。
特に「宮崎県」は流行が激しく、定点当たりの患者数が40人を超えています。
東北地方と九州地方は、ぎりぎりで「警報レベル」を下回った県が多く、引き続き警戒が必要です。
インフルエンザ警報が出ている県
- 宮崎県 44.43人
- 宮城県 39.05人
- 大分県 37.67人
- 北海道 36.66人
- 青森県 31.05人
- 山形県 30.51人
沖縄県で流行が再燃
沖縄県では、インフルエンザの流行が他県よりも早く、11月下旬には落ち着きました。
しかし、12月18日から24日の週に流行が再燃し、再び患者数が増えています。
24日時点の1定点病院当たりの患者数は「11.20人」で、注意報の基準を超えました。
いったん流行が落ち着いても、気を緩めてはいけないことが分かります。
予防の基本は「マスク」と「手洗い」
インフルエンザの予防は、「マスクの着用」「手洗い」「人混みを避ける」が基本となります。
特に高齢者は、インフルエンザワクチンの接種を検討してください。
ワクチンの接種は、市区町村単位で行なわれています。
高齢者については補助もあるので、もよりの市区町村のホームページで確認してください。