障害年金や遺族年金を受け取っている人に利息を優遇する、ゆうちょ銀行の「ニュー福祉定期貯金」

[2024/1/11 00:00]

福祉性の高い定期預金

障害年金や遺族年金のように福祉性の高い年金を受け取っている人には、金融的な支援が用意されています。

その一つが、ゆうちょ銀行の「ニュー福祉定期貯金」です。

この記事では「ニュー福祉定期貯金」の特徴を紹介します。

「60円」の利息が「3,060円」に

「ニュー福祉定期貯金」を利用できるのは、障害年金、遺族年金、寡婦年金を受け取っている人です。

他にもいくつかの規定がありますが、一部の高齢者が対象なので、実際には上の3つと思って良いでしょう。

預けられる金額は、1,000円単位で「上限は300万円」になります。

預け入れできる期間は「1年間」で、自動継続はありません。

利息は一般の1年もの定期貯金の金利に年0.10%を上乗せしたものになります。

2024年1月時点の1年もの定期預金の金利は「0.002%」ですから、ニュー福祉定期貯金の金利は「0.102%」になります。

例えば、300万円預けたとすると、一般の定期預金の利息は「60円」ですが、ニュー福祉定期貯金の利息は「3,060円」になります。

現在は超低金利のために、とても利息が多いとは言えませんが、一般の定期預金に比べれば、預ける意味があるといえるでしょう。

「マル優」も利用できる

なお、さきほどの利息は、所得税や地方税などを引く前の金額です。

「ニュー福祉定期貯金」を利用できる人は、「マル優」も利用できるので、利息に税金がかかりません。

定期預金を申し込むときに、必要な書類を用意し、「マル優」も一緒に手続きをしてください。

[シニアガイド編集部]