年末もすべての県でインフルエンザが流行中。高知県も「警報」を発令

[2024/1/12 00:00]
赤は「警報」、黄は「注意報」が発令された県

すべての県でインフルエンザが流行中

インフルエンザでは、定点に指定された病院の患者の平均が「10人」を超えると「注意報」が、「30人」を超えると「警報」が発令されます。

2023年12月31日の時点では、全国のすべての県に「警報」または「注意報」が発令されています。

すべての県でインフルエンザが流行状態にあるのは、2週連続となります。

全国の定点病院ごとの患者数は「21.65人」、全体の患者の数は「10万4,612人」で、いずれも前の週を下回りました。

全国的には、インフルエンザの流行は落ち着きつつありますが、まだ警戒が必要な状況です。

「高知県」も「警報」を発令

インフルエンザの流行が激しくて、「警報」が出ている県は5県です。

「警報」が出ている県は、先週と同じ「宮崎県」「宮城県」「大分県」「青森県」に、「高知県」が加わりました。

特に「宮崎県」は流行が激しく、4週間連続で定点当たりの患者数が40人を超えています。

東北地方と九州地方は、ぎりぎりで「警報レベル」を下回った県が多く、「警報」が出ていなくても警戒が必要です。

インフルエンザ警報が出ている県

  • 宮崎県 44.86人
  • 高知県 36.25人
  • 大分県 35.66人
  • 熊本県 32.46人
  • 青森県 30.38人

入院患者は「子供」と「高齢者」が多い

インフルエンザに感染したときに重症になりやすいのは「子供」と「高齢者」です。

2023年11月27日から12月31日に入院した患者の年齢を見ると、「1歳~9歳」と「70歳以上」の2つが多くなっています。

インフルエンザを予防するためのワクチンの接種は有料ですが、子供や高齢者が家族にいる場合は、ワクチンの接種を積極的に検討してください。

出典:厚労省のデータをもとに編集部が作成
[シニアガイド編集部]