ゆうちょ銀行、5年もの定期の金利を35倍に引き上げ。三菱UFJなどに追随

[2024/1/16 00:00]

5年もの定期の金利が35倍に

2024年1月15日から、ゆうちょ銀行の5年もの定期貯金の金利が「0.07%」となりました。

それまでの金利は「0.002%」だったので、金利が35倍になりました。

定期預金の金利は、2023年11月に三菱UFJ銀行が引き上げたのをきっかけに、他の銀行も追随しています。

今回、ゆうちょ銀行が引き上げたことにより、三大メガバンクをはじめとする大手銀行の金利が横並びになりました。

三菱UFJの10年ものは金利が100倍に

2024年1月15日の時点で、三菱UFJ銀行の定期預金の1年あたりの金利は次のようになっています。

  • 1年~4年 0.002%
  • 5年~6年 0.07%
  • 7年~9年 0.1%
  • 10年 0.2%

10年ものの定期については、以前は「0.002%」でしたから、100倍に引き上げられています。

銀行の定期預金は、あまりに金利が低い状態が続いており、普通預金との差がありませんでした。

つまり、定期を組んでもお金が増えないので、普通預金のままにしている人が多かったのです。

しかし、普通預金の金利が「0.001%」のままなのに対して、定期預金の金利が上がったため、とりあえず使わないお金を定期に組む意味が出てきました。

ただし、まだ金利は低い状態ですし、今後も金利が上がるとは限りません。

とりあえず使わないお金の置き場所については、元本が保証される「個人向け国債」なども含めて、改めて検討する必要があるでしょう。

[シニアガイド編集部]