新型コロナの流行がさらに拡大。東京、神奈川、京都も「注意報レベル」に
[2024/2/5 00:00]
東京、神奈川、京都も「注意報レベル」に
1月の後半に入ってから、新型コロナウイルス感染症の患者がさらに増えています。
現在、新型コロナは各地方の定点病院ごとの患者数が報告されています。
新型コロナの流行の基準は定められていません。
しかし、新型コロナと性質が似ているインフルエンザでは、1定点当たりの患者数が10人を超えると「注意報」が、30人を超えると「警報」が発令されます。
2024年1月28日の時点では、42の都道府県で「注意報レベル」を超えました。
今週は、東京都、神奈川県、福井県、滋賀県、京都府、兵庫県が、「注意報レベル」を超えました。
すでに、首都圏と大阪府を除く関西圏も、新型コロナの流行に飲み込まれてしまったのです。
全国的に患者数が増加
全国平均で見ても、1定点当たりの患者数も「14.93人」で、注意報レベルを超えています。
先週よりも増えており、まだ流行の勢いは衰えていません。
「注意報レベル」を超えていない県は5つだけ
新型コロナの流行が、「注意報レベル」を超えていない県は5つしかありません。
これらの県でも、患者数が増えている県が多く、警戒が必要です。
新型コロナの患者数が「注意報レベル」を超えていない県
- 沖縄県 7.33人
- 青森県 8.27人
- 島根県 8.53人
- 大阪府 8.88人
- 秋田県 9.45人
マスクと手洗いを忘れずに
今年に入って流行が再燃した新型コロナは、警戒が必要な状況になっています。
マスクの着用や手洗いの励行など、両方の病気に有効な対策を行なってください。
また、新型コロナが重症化しやすいとされる「高齢者」と「持病を持っている人」については、ワクチンの接種も検討してください。
2024年3月31日までは「令和5年秋開始接種」として、無償でワクチンの接種を受けることができます。