新型コロナの流行が全国に拡大。大阪と沖縄以外は「注意報レベル」に

[2024/2/11 00:00]
赤は「警報レベル」、黄は「注意報レベル」に達した県

東京、神奈川、京都も「注意報レベル」に

2月に入ってから、新型コロナウイルス感染症の患者がさらに増えています。

現在、新型コロナは各地方の定点病院ごとの患者数が報告されています。

新型コロナの流行の基準は定められていません。

しかし、新型コロナと性質が似ているインフルエンザでは、1定点当たりの患者数が10人を超えると「注意報」が、30人を超えると「警報」が発令されます。

2024年2月4日の時点では、45の都道府県で「注意報レベル」を超えています。

今週は、青森県、秋田県、島根県が、「注意報レベル」を超えました。

「注意報レベル」を超えていない県は2つだけ

新型コロナの流行が、「注意報レベル」を超えていない県は、沖縄県と大阪府の2つしかありません。

2つの県でも、患者数は増え続けているので、警戒が必要です。

全国が新型コロナの流行に飲み込まれてしまったと言って良いでしょう。

新型コロナの患者数が「注意報レベル」を超えていない県

  • 沖縄県 8.94人
  • 大阪府 9.36人

全国的に患者数が増加

全国平均で見ても、1定点当たりの患者数も「16.15人」で、注意報レベルを超えています。

先週よりも増えており、流行の勢いは衰えていません。

出典:厚労省

マスクと手洗いを忘れずに

今年に入って流行が再燃した新型コロナは、警戒が必要な状況になっています。

インフルエンザも流行しているので、マスクの着用や手洗いの励行など、両方の病気に有効な対策を行なってください。

なお、2024年1月のデータによれば、入院患者の半分は「80歳以上」でした。

また、「60歳以上」の高齢者が、入院患者の8割以上を占めています。

新型コロナが重症化しやすい「高齢者」、そして「持病を持っている人」については、3月まで無料でできるワクチンの接種を検討してください。

出典:厚労省のデータをもとに編集部が作成
[シニアガイド編集部]