新型コロナの流行がピークを越える。19の都府県で「注意報レベル」を下回る
[2024/2/27 00:00]
28の県で「注意報レベル」が続く
2月も半ばを過ぎ、新型コロナウイルス感染症の流行が落ち着いてきました。
現在、新型コロナは各地方の定点病院ごとの患者数が報告されています。
新型コロナの流行の基準は定められていません。
しかし、新型コロナと性質が似ているインフルエンザでは、1定点当たりの患者数が10人を超えると「注意報」が、30人を超えると「警報」が発令されます。
2024年2月18日の時点では、28の都道府県で「注意報レベル」を超えています。
患者数は横ばいから減少へ
全国平均で見ると、1定点当たりの患者数は「10.10人」で、まだ注意報レベルを超えています。
横ばいから減少へと向かっていますが、引き続き警戒してください。
「注意報レベル」を超えていない県が19に増える
新型コロナの流行が落ち着いたことで、「注意報レベル」を超えていない県が19に増えました。
ただし、「注意報レベル」を下回っていても、患者が出ていない県はないので、引き続き警戒が必要です。
新型コロナの患者数が「注意報レベル」を下回った県
- 兵庫県 6.04人
- 大阪府 6.38人
- 沖縄県 6.87人
- 東京都 6.90人
- 京都府 7.02人
- 神奈川県 7.41人
- 島根県 8.16人
- 和歌山県 8.24人
- 滋賀県 8.38人
- 鹿児島県 8.88人
- 福岡県 9.16人
- 山口県 9.22人
- 秋田県 9.37人
- 広島県 9.43人
- 熊本県 9.51人
- 富山県 9.58人
- 宮崎県 9.64人
- 長崎県 9.87人
- 福井県 9.97人
マスクと手洗いを忘れずに
今年に入って流行が再燃した新型コロナの流行は、だいぶ落ち着いてきました。
しかし、まだインフルエンザも流行しているので、マスクの着用や手洗いの励行など、両方の病気に有効な対策を行なってください。
新型コロナが重症化しやすい「高齢者」、そして「持病を持っている人」については、3月まで無料でできるワクチンの接種を検討してください。