新型コロナ、全国的な流行は横ばいだが、東北地方を中心に「注意報レベル」が残る

[2024/3/16 00:00]
赤は「警報レベル」、黄は「注意報レベル」に達した県

青森県が「注意報レベル」に

現在、新型コロナは各地方の定点病院ごとの患者数が報告されています。

新型コロナの流行の基準は定められていません。

しかし、新型コロナと性質が似ているインフルエンザでは、1定点当たりの患者数が10人を超えると「注意報」が、30人を超えると「警報」が発令されます。

3月に入って、新型コロナウイルス感染症の流行は終息に向かっています。

3月10日の時点では、「警報レベル」の県はありません。

そして、「注意報レベル」を超えている県は6つのままです。

先週「注意報レベル」だった石川県が抜け、代わりに「青森県」が入りました。

地域的には東北地方が中心となっています。

新型コロナの患者数が「注意報レベル」を上回っている県

  • 宮城県 12.10人
  • 新潟県 11.94人
  • 山形県 11.16人
  • 岩手県 10.90人
  • 青森県 10.50人
  • 秋田県 10.04人

全国では横ばいの状態

全国平均では、1定点当たりの患者数は「6.53人」で、ほぼ横ばいです。

注意報レベルは下回っていますので、もう数週間で、現在の流行は一段落するでしょう。

出典:厚労省

ワクチンの無料接種の期限が近い

今年に入って流行が再燃した新型コロナの流行は、ピークを過ぎて落ち着いています。

しかし、まだインフルエンザも流行しているので、マスクの着用や手洗いの励行など、両方の病気に有効な対策を行なってください。

自覚症状があるときは、都道府県ごとにある相談窓口に連絡して、早めに病院に行ってください。

なお、新型コロナが重症化しやすい「高齢者」、そして「持病を持っている人」については、無料でできるワクチンの接種を検討してください。

無料接種できる期限は3月31日なので、早めの手配が必要です。

[シニアガイド編集部]