放送大学で、もう一度勉強を始めよう

[2015/9/16 16:14]

テレビとラジオで授業が見られる放送大学

学校を出てから数十年、もう一度、ちゃんとした勉強をしたいと思ったときに、便利なのが「放送大学」です。

放送大学は、通信制の大学で、授業はテレビとラジオで放送されています。入学すると、放送された授業をインターネットで見直すこともできます。

また、放送大学は学費が安く、とりあえず18,000円から始めることができます。

放送大学の入学選考は書類選考だけで、入試はありません。入学資格は「満15歳以上」という年齢制限だけで、学歴の制限はありません。

自分が興味を持った分野の専門的な知識を、体系的に学び直してみたいという方にとって、放送大学は魅力的な選択肢なのです。

放送大学の在籍者8万人のうち、40代以上の人は過半数を越えます。生涯にわたって学習を続けるための1つの手段として「放送大学」を試してみてください。

放送大学の授業を見る方法

放送大学の授業は、テレビとラジオで約300科目が放送されています。生活・福祉、心理・教育、社会・産業などの文系科目が多めですが、自然・環境・情報など理系の授業もあります。

テレビ放送は、地デジ放送が12ch(UHF:28ch)、BSデジタルが231ch~233chです。多くのケーブルテレビ局でも放送されています。地デジの放送は関東圏に限られているので、それ以外の地域ではBSデジタルかケーブルテレビで視聴します。

ラジオは、インターネットラジオのradikoで配信されているので、全国で受信できます。アプリもあるのでスマホでも受信できて便利です。FM放送やBSラジオ放送もありますが、FMは関東だけですし、BSラジオは受信機が限られているので、radikoがお勧めです。

授業は半年単位で、15回の授業が行なわれます。学期末に単位認定試験を行ない、合格すると2単位が取得できます。

18,000円で始められる

放送大学のコースで一番手軽なのが、1科目だけ履修する「科目履修生」です。入学金が7,000円、テキスト込みの授業料が1科目11,000円で、合計18,000円です。在籍期間は半年です。

複数の授業を受けたい場合は、「選科履修生」を選びます。入学金が9,000円で、授業料は11,000円×授業数となります。在籍期間は1年間です。

複数年かけてじっくり学びたい場合は、「全科履修生」を選びます。入学金は24,000円です。授業料はその年に受講する授業の分だけ支払います。このコースは最長10年間在籍でき、大卒資格も取得できます。のちほど詳しく説明しましょう。

面接授業も用意されている

放送大学では、全国に用意されている学習センターで、講師の方から授業を受ける「面接授業(スクーリング)」も用意されています。

学習センターと、それを補助するサテライトスペースは、全都道府県に57カ所用意されています。面接授業は週末の土日に行われていることが多く、社会人でも受講しやすくなっています。

高校を卒業していなくても大卒資格を目指せる

「全科履修生」を修了すると、大卒資格を取得することができます。

シニアが学習を続ける理由は、勉強し直すことや、教養を身に付けることが多いようです。その場合、大卒資格自体は重要ではないかもしれませんが、長く学習を続けるための目標と考えれば良いでしょう。

全科履修生になるには、満18才以上で、高校卒業か高校卒業程度認定試験合格などの大学入学資格が必要です。また、卒業までに、最低124単位の履修と約70万円の学費が必要です。

そこで、大学入学資格がない場合や、大卒資格は欲しいけど放送大学の受講を長く続けられるかどうか自信がない場合は、選科履修生または科目履修生として入学します。

放送大学には、「本学の選科履修生または科目履修生として在学し、一定の条件で基礎科目、共通科目等を16単位以上修得し、入学する年度のはじめ(4月1日)において満18歳以上という要件を満たせば、本学の全科履修生として入学できる」という制度があります。

つまり、これまでの学歴に一切関係なく、放送大学で一定の単位を取得すれば全科履修生になれるのです。

さらに、選科履修生や科目履修生として取得した単位は、本科履修生の卒業単位として認められます。専科履修生や科目履修生として、お試しで入学しておき、続きそうだったら本科に入り直すという道を選んでも単位は無駄になりません。

とりあえず授業の様子を見てみよう

放送大学の授業は、テレビ、ラジオともスクランブルがかかっていませんので、放送大学に入学していなくても授業を視聴することができます。

番組表は放送大学のホームページで公開されているので、興味を持った授業がいつ放送されるのかもわかります。また、一部の授業はホームページでも公開されています。

とりあえず、何か1つ授業を選び、試しに視聴してみましょう。テキストのない状態でも、興味のある分野であれば面白く視聴できるものです。そして、この授業を続けて見たいな、テキストを読んでみたいなと思ったら放送大学に入学すれば良いのです。

シニアになってからの勉強は、興味のあることを学ぶ喜びが一番の目的です。きっかけになるのは「楽しそうだな」と感じた、あなたの気持ちなのです。

[シニアガイド編集部]