災害から要介護者を守る家族のための無料パンフレット

[2016/3/6 00:00]

要介護者は災害に弱い

高齢社会白書によれば、災害による死亡者の7割近くが60歳以上で、震災関連死の9割は高齢者とされています。

特に介護保険の要介護認定を受けている高齢者の場合、災害時の危険に対して弱い存在であり、家族をはじめとする周囲の支援が必要となります。

要介護高齢者とその家族のためのパンフレット

東京都健康長寿医療センターでは、高齢で介護が必要な人の支援について研究を進めており、その成果の一部を無償のパンフレットとしてPDFファイルで公開しています。

このパンフレットでは、要介護高齢者とその家族が災害準備を進める上で特に気をつけるべきポイントと、既往歴や緊急連絡先を記載できる災害準備ノートが16ページにまとめられています。

パンフレットの文章は、やさしく簡易な表現で書かれており、文字も大きく読みやすくなっています。ページ数も多すぎないので、読み通すことも難しく無いでしょう。

パンフレットの内容は、要介護高齢者の特性を踏まえたもので、要介護者と家族の災害準備の助けとなるヒントがまとめてあります。

一例として、一般の防災書にはあまり書かれていない次のような事柄にも触れられています。

  • 介護の必要度などによって、医薬品や福祉用具を用意する
  • デイサービスやデイケアの利用中でも連絡が取れるように介護スタッフとも打ち合わせをする
  • 支援を受けやすくするために、市区町村の「要介護者登録制度」に登録する
  • 備蓄品として「紙おむつ、尿パット」なども用意する
  • 災害準備ノートに、かかりつけ医やケアマネージャーの連絡先も記入しておく

パンフレットには、書き込みができるスペースも用意されているので、PDFファイルをプリントアウトして、必要な情報を書き込むことから始めましょう。

書き込みが終わったら、リビングルームや固定電話台の横など、いざというときに分かりやすい場所に置き、情報が更新されたら書き込み直すようにしましょう。

[シニアガイド編集部]