定年までに貯めたいお金は3,000万円、でも貯まりそうなのは1,000万円未満
サラリーマン千人に聞きました!!
日本能率協会グループが、「ビジネスパースン1000人調査 第6回」として、「人間関係と貯蓄」をテーマにしたアンケートを行なっています。
名前の通り、20歳から69歳までのサラリーマンが対象のインターネットアンケートです。
ここでは、定年と貯蓄をテーマにした回答2つを紹介します。
60代で働いている人は、ずっと働きたいと思っている
まず「何歳まで働いていたいですか」という問いを見てみましょう。
面白いのは、年齢によって、大きく回答が異なることです。
例えば、20代では、「40歳まで」が一番多く30%近くあります。そして「51歳~60歳まで」と「61歳~65歳まで」が続きます。
早く辞められるものなら、若いうちにリタイアしたいという傾向が見られます。
これが、60代になると「61歳~65歳まで」が一番多いのですが、「66歳~70歳まで」がほぼ同じぐらいあり、「70歳以上」も24%います。
回答者は、60代まで働いている方々ですが、働けるうちはさらに働き続けたいという「生涯現役志向」が強く感じられます。
定年までに貯めたいお金が貯まらない
ずっと働き続けたいと思う理由の1つが貯蓄の不足です。
「定年までに貯めたい金額/貯められそうな金額」という問いを見てみましょう。
貯めたい金額は、「2,000万円~3,000万円未満」「1,000万円~2,000万円未満」「1億円以上」の順でした。
それに対して、貯められそうな金額は、「1,000万円~2,000万円未満」「500万円~1,000万円未満」「100~500万円未満」となっています。
せめて1,000万円以上、できれば3,000万円は貯めたいと希望していますが、実際に貯まるのは1,000万円未満で、たぶん500万円ぐらいというのが実情なのです。
アンケートのまとめでも「定年以降も働き、所得を得られる労働環境の整備が求められている」と指摘しています。