加入条件が2つしかなく、入院や手術の予定がなければ入れる共済

[2016/4/20 00:00]

持病があっても入りやすいCO・OP共済

共済は、組織の加入者同士で助け合うことを目的とした仕組みです。

非営利事業のため、一般的な保険に比べて負担が軽く、根強い人気があります。

なかでも、生活協同組合(CO・OP:コープ)による共済は、他の共済よりも加入条件がゆるやかなラインナップを揃えているという特徴があります。

今回は、その中でも特に加入条件がゆるやかで、たった2つの告知条件に合えば加入できる共済を紹介しましょう。

特に加入条件がゆるやかな2つのコース

CO・OP共済の中でも、子供向けの「ジュニア18コース J1900円コース」と、主に大人向けの「医療コース V1000円コース」は、他のコースに比べて、契約に際しての告知条件がゆるやかになっています。

具体的には、次の2項目に「(1)いいえ」「(2)はい」で答え、「(2)はい」でなければ加入できます。

  1. 現在、入院中ですか?
    ※申込日当日の入院および退院の場合も「(2)はい」になります。
  2. 現在、医師から、「1年以内の入院または手術」をすすめられていますか?
    ※入院または手術について、「時期が未定の場合」や「実施や時期が本人や家族の判断にまかせられている場合」も「(2)はい」になります。

つまり、現在入院中であるか、入院や手術を控えている状態でなければ加入できるわけです。

これは、他の共済や保険にはない、ゆるやかな加入条件と言えるでしょう。

必要十分な保障内容

2つのコースの保障内容は次のとおりです。

共済の保障内容

一般的な生命保険などに比べると、保障金額は大きいとは言えませんが、月々の掛金の安さと、加入条件のゆるやかさを考えると充分な内容と言えるでしょう。

また、一般的なケガや病気の保障に加え、J1900コースでは親や扶養者の死亡や障害が、V1000コースでは自宅の火災などがカバーされるのも、CO・OP共済の特徴です。

高血圧や妊娠中でも加入できる

ここでは、特に加入条件がゆるやかな2つのコースを紹介しましたが、CO・OP共済は他のコースでも加入条件がゆるやかです。

たとえば、高血圧であったり、妊娠中の女性であっても、一定の条件のもとで加入できます。

持病などが理由で、新しい共済や保険への加入をあきらめている方は、ぜひ検討してください。

[シニアガイド編集部]