50代が転職先を選ぶときに「給与」と同じぐらい重視すること
未経験な職業への転職に対するアンケート
転職支援サイト「エン転職」のユーザー、9,152人に聞いたアンケートが公開されています。
テーマは「未経験での転職」で、結果は年代別に整理されており、20代から50代までの各年代の特徴が比較できます。
50代の結果を中心に、各年代ごとの特徴を見ていきましょう。
40歳を過ぎると、現在と同じ職種への希望が増える
「次の転職では、今と同じ職種と今と違う職種どちらを希望しますか」という質問に、20代では56%が「違う職種」と答えます。
回答者全体でも、41%の人が「違う職種」と答えます。
しかし、40代になると「違う職種」と答える人は30%に、50代では29%しかいません。
この2つの年代では「今と同じ職種」と答える人の方が多くなります。
やはり、40歳を過ぎると、未知で経験のない職種に挑むことに勇気が必要となるようです。
未経験の職種に「受け入れてもらえるか」が不安
「未経験の職種にチャレンジする上で不安なこと」という質問には、すべての年代が「未経験から受け入れてもらえるか」を一番に挙げています。
そして、50代について見ると、「これまでの経験や知識が活かせるか」ということへの不安が他の年代よりも多くなっています。
逆に、「自己PRのポイント」や「面接」への不安は少なく、自分の経験で乗りきれるという自信がうかがえます。
50代が転職先を選ぶときに「給与」と同じぐらい重視すること
「転職先を選ぶ上で重視していること」という質問には、すべての年代が「給与・年収」と答えています。
しかし、50代だけは「仕事内容が自分に合っているか」が「給与・年収」と同じ51%で、同率1位となっています。
また、「これまでの経験・知識が活かせるか」も19%で、他の年代よりも高くなっています。
逆に、「労働時間や休日休暇」や「福利厚生や手当」という待遇面を挙げる人は、他の年代よりも少なくなっています。
先ほどの不安点の回答でもわかりますが、50代にとっては「自分の経験や知識を活かせるか」ということが非常に重要であり、それが満たされるのであれば、多少の悪条件でもかまわないという傾向が見られます。