お墓を探すときに、一番気をつけるのは「自宅からの距離や立地」

[2016/4/27 00:00]

お墓を見るときは「自宅からの距離や立地」が1位

全国の石材業者の団体である「全国石製品協同組合」は、お墓についてのアンケート結果を公開しています。

アンケートはインターネットで行なわれ、全国の1,435人が回答しています。

お墓選びのポイント

まず、「墓地を購入する際に、どこに重点を置くか」という質問には、「自宅からの距離や立地」が1位で、「お墓の価格・維持管理費」「墓地の運営者に対する信頼や安心感」が続きます。

お墓は作った後も、お墓参りをする必要があるので「自宅からの距離や立地」に注意して、通いやすいところを選ぶことが重要でしょう。

また、思いの外にお金がかかるものなので「お墓の価格・維持管理費」も、注目されています。とくに、維持管理費については霊園によって差が大きいだけに気をつけたいところです。

お墓の管理者とは、長いお付き合いになることから「墓地の運営者に対する信頼や安心感」も重要です。

相談したいことは「霊園・寺院・墓地の紹介」

お墓について一番相談したいこと

次に「お墓について一番相談したいこと」という質問には、「霊園・寺院・墓地の紹介」が1位で、「お墓の引越し(改葬)の相談」「お墓の建て替えの相談」が続きます。

「霊園・寺院・墓地の紹介」が1位なのは、お墓を手に入れたいと思っても、どこに相談してよいかわからないという方が多いからでしょう。

「お墓の引越し(改葬)の相談」と「お墓の建て替えの相談」は、先祖からお墓を引き継いだものの、遠かったり、古くなっていたんでおり、なんらかの手が必要になっている方が多いことがわかります。

お墓を持っている人の悩みは「継承者」

お墓を持っている人の悩み

最後に「お墓を持っている人の悩み」を聞くと、「継承者がいない」が1位で、「手入れが行き届かない」と「寺院とのお付き合い」が続きます。

子供がいない家庭で、お墓の継承者がいない場合は、永代供養墓などの共同墓地の利用などを考えなければなりません。

とくに先祖から墓を引き継いだ場合は、どのように墓じまいをするのかも考えなければなりません。

また、墓が遠方にある場合は、手入れの問題も重要です。墓参や管理を代行してくれる業者もありますが、自宅近くへの墓の移転なども考える必要があるでしょう。

寺が所有する寺院墓地に墓がある場合は、「寺院とのお付き合い」も重要です。日常生活の中では、寺院との関係が縁遠くなっているだけに、お墓のあるお寺とどのようにお付き合いしていくかを考えておかなければならないでしょう。

[シニアガイド編集部]