「70代以上」のふとん派は44%
ふとん派とベッド派は半分半分
情報インフラ運営会社のプラネットが、寝具に関するアンケートの結果を公開しています。
アンケートはインターネット上で行なわれ、4,002人が回答しています。
アンケートでは、まず「ふとん派」か「ベッド派」を聞いています。
全体の回答者数が多いので、シニア層の年代別に見てみましょう。
年代別に見ると、「60代」はふとん派が、70代はベッド派が多いという傾向があります。
しかし、どの年代でもふとん派とベッド派は拮抗しており、だいたい半数ずつで、あまり差がありません。
高齢者層は、立ち上がりやすさや、介護のしやすさなどからベッド派が多いという印象があるので、やや意外な結果となっています。
ふとん派は「たためば場所を取らない」が理由
ふとん派に理由を聞くと、「使わないときはたためば場所を取らない」が1位でした。
ふとんがたためることを、スペースが節約できるというメリットとして捉えています。
2位は「部屋が和室(畳)だから」、3位は「寝心地が良い」でした。
ここまでは30%を超えています。
ベッド派は「片付けが不要」
同じようにベッド派に理由を聞くと、「片付けが不要(たたまなくてよい)」が1位でした。
ふとん派とは逆に、ふとんをたたむことを手間として捉えています。
2位は「すぐ横になれる」、3位は「部屋が洋室(フローリング)だから」でした。
「片付けが不要」を理由としている人は65%に達しており、ベッドを使う理由として大きなものであることがわかります。
使っている布団は、「羽毛」+「綿」
使っている布団を聞くと、掛け布団は「羽毛」が圧倒的に多く、56.5%でした。
2位は「綿」、3位は「合成繊維」です。
敷布団は「綿」が1位でした。
2位は、たぶんベッド派と思われる「使っていない」。3位以下は「合成繊維」と「体圧分散型」が続きます。
ふとんのお手入れは「外干し」が主流
ふとんのお手入れ方法は、「外干し」が54.8%で、半数を超えています。
やはり、お手入れの主流は「外干し」のようです。
2位は「寝室の換気を行なう」、3位は「ふとん乾燥機を使う」でした。
「除菌スプレー」や「粘着シート(コロコロ)」などのグッズによるお手入れも10%前後の支持を得ています。
外干しができない理由は多忙と花粉
最後に、外干しができない理由を聞いています。
「多忙」という理由が多いのですが、花粉、黄砂、PM2.5などの付着を防ぐためという方も多く見受けられます。
また、「ベランダでのふとん干しが禁止されている」など、外干しできる場所がないという回答も12.6%ありました。