75%以上の退職者は「自分の退職金は少なかった」と思っている
[2016/4/28 01:42]

退職者400人の本音調査
投資顧問会社の三井住友アセットマネジメントが、退職後のお金についてのアンケート結果を公開しています。
ここでは、全国の退職金を受け取った60代の男女、各200名、合計400名の回答を紹介します。
なお、データと図版類の出典は三井住友アセットマネジメント調べです。
貰った退職金は十分ではない
「自身が受け取った退職金についての満足度」は、「十分ではない」が50.25%と多く、2位も「足りない」で25.25%でした。
「十分」とした人は、24.50%しかいません。

老後の生活準備は30代か40代から始めるべき
「老後生活に向けて何歳から金銭面での準備を進めるべきか」に対しては、「40代」が36.0%、「30代」が28.0%で1位2位となりました。
3位は「20代」で16.5%でした。
老後の生活準備は、30代から40代には始めるべきだと思っているようです。

現在の生活に満足している人は72%
「現在の生活に満足していますか」という質問に「満足」としている人は72.0%でした。

退職金に頼らず、早い時期から定年退職後の準備を
アンケート結果を見ると、退職者の大半は、自分の退職金が十分な金額とは考えていません。
また、老後の生活準備は、30代か、遅くとも40代には始めるべきと考えています。
これは、回答者自身の経験を踏まえて、退職金が希望通りの金額ではなく、もっと早い時期から準備をするべきだったと考えているということでしょう。
それでも、現在の生活に対する満足している方が72%と多く、過剰に悲観すべき状況ではなさそうです。
とりあえず、「早めに老後の準備を始めるべき」という貴重なアドバイスを活かして、自分のできる手段で退職後の準備を始めましょう。