70代のドライバーは、運転免許の返納は「運転に自信が無くなったら」と考えている
ほとんどのシニアが運転免許を保有している
シニア向け宿泊予約サイト「ゆこゆこネット」では、「シニアのカーライフに関するアンケート」結果を公開しています。
自社のメールマガジンの会員2,166人が回答しており、年齢は50代~70代に及んでいます。
自動車の運転免許を保有している人は、全体の97.6%です。
年代別に見ると、「70代以上」で3.5%の人が「運転免許を返納した」と回答しています。
ほとんどの人が週に1回以上運転をしている
自動車を運転する頻度は、「ほぼ毎日」が約60%です。
そして、「週に1~2回」が約30%で続きます。
70代でも、93%の人が週に1回以上は、自動車を運転しています。
自動車は単なる移動手段ではない
「自動車はどのような存在ですか」という質問に対し、1番多いのは「移動手段としての道具」でした。
しかし、あまり差がなく「行動半径を広げてくれるもの」が続きます。
まだ、男性では「運転を楽しむもの」「自己表現をするもの」という回答が、一定数見られました。
つまり、自動車は単なる手段ではなく、自分を拡張してくれる存在であり、運転は自己表現という側面があるのです。
免許の返納は「運転に自信が無くなったら」
「運転免許の返納」については、50%以上の人が「運転に自信が無くなったら返納したい」としています。
しかし、これは「運転に自信があるうちは何歳になっても運転を続ける」という意味でもあります。
例えば、70代になると、「運転に自信が無くなったら返納したい」が増えています。
その一方で、「ある程度の年齢になったら返納したい」や「運転しなくても生活に支障がなくなったら返納したい」など、客観的な理由による返納をしたいという回答は減っています。
つまり、客観的な理由では納得できず、自分が認めるまでは返納をしたくないという人が増えていることがわかります。
さきほど見たように自動車の運転は自己表現であり、自分の能力の確認によるプライドの充足を伴うものだけに、簡単には離れられないものであることが推測されます。