日本人の死亡原因1位は昨年も「ガン」。「大腸ガン」と「肺ガン」が増加中
[2016/5/25 00:01]
死者の3分の2以上は「75歳以上」
厚労省から、平成27年(2015年)の人口統計が発表されました。
ここでは、死亡数や死亡原因に絞って内容を見ていきます。
まず、2015年の日本人の死亡数は129万428人で、前年より1 万7,424人増えました。
そのうちの3分の2以上は、「75歳以上」の年齢層が占めています。
死因の1位は「悪性新生物(ガン)」
死亡した原因の1位は「悪性新生物(ガン)」で、2位が「心疾患」、3位が「肺炎」でした。
3位までで、死亡数の半分以上を占めています。
50代~60代はガンで死ぬ割合が高い
死亡原因を年齢層別に見ると、50代~60代に「悪性新生物」のピークがあり、それ以前では「自殺」、それ以後では「心疾患」と「肺炎」が多くなっています。
90代以降になると「老衰」が増えてきます。
肺ガンと大腸ガンが増加傾向
悪性新生物の死亡率を部位別に見ると、男性は「肺」「胃」「大腸」の順になります。
近年では「肺」と「大腸」が増加しており、以前は1位だった「胃」は横ばいです。
女性では、「大腸」「肺」「胃」の順になります。
こちらでは「大腸」と「肺」以外に、「乳房」が増加しており、3位の「胃」に迫る勢いです。