60歳を過ぎた親は、子供の結婚について、どう思っているか

[2016/5/26 00:00]

60歳以上の親へのアンケート

婚活支援サービスのパートナーエージェントが、60歳を過ぎた親が、自分の子供の結婚についてどう考えているのかアンケートの結果を発表しています。

回答しているのは、1度も結婚したことがない未婚の子供を持つ、60歳以上の既婚男女1,423名です。

パートナーエージェントが、このような調査をするのは、「親の婚活」「代理婚活」といった言葉が登場するほど、子供の結婚に積極的に関わろうとする親が増えているためです。同社では、「子どもの結婚で悩む親御様向けセミナー」まで用意しています。

多くの親は「結婚してほしい」と思っている

「未婚のお子さんの結婚に対して、あなたはどのように考えていますか」という質問には、「結婚してほしい気持ちの方が強い」が一番多く、「結婚に関する判断はすべて子供に任せたい」と「絶対に結婚してほしい」が続きます。

「結婚してほしい気持ちの方が強い」に「絶対に結婚してほしい」を加えた、「結婚してほしいと思っている親」は50%を超えます。

子供の結婚に対する考え 出典:パートナーエージェント

子供の年齢が高くなるほど「結婚してほしい」という親が減る

さきほどの質問を、子供の年齢別に見ると、30代までは半数以上の親が結婚してほしいと回答しています。

しかし、40歳以上になると、「結婚に関する判断はすべて子供に任せたい」が一番多くなり、親としても諦め始めている様子がうかがえます。

子供の年齢別に見た、子供の結婚に対する考え 出典:パートナーエージェント

結婚を望む理由は、子供の幸せだけではない

子供に結婚を望む回答をした400人に対して、『あなたが未婚のお子さんに対して、「絶対に結婚してほしい」あるいは「結婚してほしい気持ちの方が強い」と考える理由は何ですか』と聞いています。

「子供の幸せのため」が最も多く、次いで「子供の生活の安定(経済面・健康面)のため」でした。

つまり、1位と2位の回答は、子供の幸せを願い、その手段として結婚を望んでいます。

しかし、「孫の顔が見たいから」や「家系を絶やしてほしくないから」「自分の老後が不安だから」「なんとなく結婚してほしいから」など、親自身の都合による理由も少なくありません。

さすがに、「近所づきあいで未婚だと恥ずかしいから」や「親戚づきあいで未婚だと恥ずかしいから」という、世間体(せけんてい)を理由に挙げている人が1%台と少ないのが救いでしょうか。

子供の結婚して欲しいと思う理由 出典:パートナーエージェント
[シニアガイド編集部]