60歳を過ぎた親は、子供の結婚について、どう思っているか
60歳以上の親へのアンケート
婚活支援サービスのパートナーエージェントが、60歳を過ぎた親が、自分の子供の結婚についてどう考えているのかアンケートの結果を発表しています。
回答しているのは、1度も結婚したことがない未婚の子供を持つ、60歳以上の既婚男女1,423名です。
パートナーエージェントが、このような調査をするのは、「親の婚活」「代理婚活」といった言葉が登場するほど、子供の結婚に積極的に関わろうとする親が増えているためです。同社では、「子どもの結婚で悩む親御様向けセミナー」まで用意しています。
多くの親は「結婚してほしい」と思っている
「未婚のお子さんの結婚に対して、あなたはどのように考えていますか」という質問には、「結婚してほしい気持ちの方が強い」が一番多く、「結婚に関する判断はすべて子供に任せたい」と「絶対に結婚してほしい」が続きます。
「結婚してほしい気持ちの方が強い」に「絶対に結婚してほしい」を加えた、「結婚してほしいと思っている親」は50%を超えます。
子供の年齢が高くなるほど「結婚してほしい」という親が減る
さきほどの質問を、子供の年齢別に見ると、30代までは半数以上の親が結婚してほしいと回答しています。
しかし、40歳以上になると、「結婚に関する判断はすべて子供に任せたい」が一番多くなり、親としても諦め始めている様子がうかがえます。
結婚を望む理由は、子供の幸せだけではない
子供に結婚を望む回答をした400人に対して、『あなたが未婚のお子さんに対して、「絶対に結婚してほしい」あるいは「結婚してほしい気持ちの方が強い」と考える理由は何ですか』と聞いています。
「子供の幸せのため」が最も多く、次いで「子供の生活の安定(経済面・健康面)のため」でした。
つまり、1位と2位の回答は、子供の幸せを願い、その手段として結婚を望んでいます。
しかし、「孫の顔が見たいから」や「家系を絶やしてほしくないから」「自分の老後が不安だから」「なんとなく結婚してほしいから」など、親自身の都合による理由も少なくありません。
さすがに、「近所づきあいで未婚だと恥ずかしいから」や「親戚づきあいで未婚だと恥ずかしいから」という、世間体(せけんてい)を理由に挙げている人が1%台と少ないのが救いでしょうか。