80%以上の人が親の老後に不安を感じている
[2016/6/14 00:00]
親の老後に対するアンケート
オウチーノ総研は、「親の老後」に関するアンケート結果を公開しています。
このアンケートは2016年6月に、インターネットで行なわれ、首都圏在住の20~49歳の男女、741名が回答しています。
図版の出典もオウチーノ総研に依ります。
80%以上の人が親の老後に不安を感じている
「親の老後について考えていますか?また、親の老後に対して不安はありますか」という質問に対して、「考えていて、不安もある」が52.9%と半分以上を占めました。
次は「考えてはいないが、漠然と不安はある」で28.1%でした。
不安のある/なしで見ると、「不安がない」という回答は19%しかなく、「不安がある」人が80%を越えています。
「介護」が最大の不安要因
親の老後に対して「不安がある」と回答した人の「不安の内容」は、「介護」「経済的不安」「親の病気・怪我」「認知症」などが挙げられました。
とくに「介護」は61.3%の人が挙げており、一番大きな不安要因となっています。
親の介護が必要になったときの対応は「分からない」
「親の介護が必要になったときに、どう対応しますか」という質問には、「分からない」が一番多く、回答者の3分の1に達しています。
それ以外の回答では、「自分もしくは配偶者が仕事を続けながら介護する」が多く、「施設に入れる」、「仕事は分からないが、自分もしくは配偶者が介護する」が続いています。
「在宅で専門家に来てもらう」などの回答は少なく、「自分もしくは配偶者が介護する」という回答が中心となっています。
親の介護に対する対策は「特になし」
「親の介護が必要になったときに備え、何か対策はしていますか」という質問には、「特になし」が66.0%で、全体の3分の2を占めています。
この質問は、複数回答可能なのですが、「特になし」以外で一番多い「貯金」でも17.1%に留まっており、親の介護に対して、有効な対策がわからず、どのように準備をすればよいのか困っている様子がうかがえます。