シニアがスマホで利用しているSNSは「Facebook」と「Twitter」
スマートフォンでの利用に限定したアンケート
市場調査会社のMMD研究所が、シニアのソーシャルネットワーク(SNS)と、ネットショッピング(EC)の利用状況についてのアンケート結果を公開しています。
アンケートは、インターネット上で、60~79歳の男女884人に対して行なわれました。
今回のアンケートでは、スマートフォンの利用を前提として調査している点が特徴です。
最初に「あなたが現在利用中のスマートフォンで利用しているアプリのジャンルを全て教えてください」と聞いています。
利用しているSNSはFacebookとTwitterが多い
次に、SNSのアプリを利用していると回答したシニア(n=329)を対象に、「あなたがスマートフォンで利用しているSNSについて教えてください」とサービス名を聞いています。
一番多いのは「Facebook」で、次が「Twitter」でした。
この2つだけが、利用率が50%を越えています。
「近況投稿」と「閲覧のみ」の利用が中心
SNSの利用状況を聞くと、Facebookでは「近況投稿」が多く、次いで「閲覧のみ」と「メッセージやコメント」でした。
Twitterでが「閲覧のみ」が多く、次いで「近況投稿」と「メッセージやコメント」でした。
とくにTwitterは、「閲覧のみ」の率が高くなっています。
ネットショッピングは「楽天」と「Amazon」
利用アプリに関係なく、回答者全員に「あなたが利用したことがあるネットショッピングサイトを教えてください」と質問しています。
1位は「楽天市場」で、2位が「Amazon.co.jp」でした。
2つのサイトの利用率は、ほとんど差がなく、競り合っています。
「ネットショッピングをしたことがない」という人は6.4%に留まっています。
購入しているのは「日用品」や「食料品」
「ネットショッピングで今年(2016年)に入って購入したものを教えてください」という質問には、「生活雑貨・日用品」や「食料品」という回答が多く、生活の中でごく普通に使われていることが分かります。
シニアのSNS利用は試しているレベル
アンケート結果を見ると、シニアのSNS利用は使っている人が少なく、使い方も近況投稿と閲覧のみが中心で、試しに使ってみているという印象です。若年層に多く見られる、SNSが生活の中心というレベルではありません。
一方、ネットショッピングは使っている人が多く、今後も利用が期待できそうです。