犬や猫を飼うと、月にどれぐらいお金がかかるか
飼っているペットは犬、猫、魚が多い
不動産関連サイトのオウチーノが、ペットの飼育費についてのアンケート結果を公開しています。
ペットを飼っている20歳~69歳の男女532名を対象にしたインターネットアンケートです。
まず、どんなペットを飼っているのか見ていきましょう。
回答で一番多かったのは「犬」で、「猫」「魚」「鳥」と続きます。
なお、「その他」で一番多いのは「亀」でした。フェレット、プレイリードッグ、フクロモモンガなどもその他に含まれています。
犬と猫の飼育費を比べると、犬のほうが高い
飼っている人が多かった「犬」と「猫」について、飼育費の平均を計算しています。
面白いのは、飼っている環境によって、「一戸建て」と「マンション」を分けていることです。
以下、金額はすべて月額です。
一番高いのは「マンション」で「犬」を飼っている場合で21,446円です。
一番安いのは「一戸建て」で「猫」を飼っている場合で10,078円です。
犬と猫では犬の方が高く、一戸建てとマンションではマンションのほうが高くなっています。
犬のほうが飼育費がかさむ理由
このアンケートでは、飼育費の内訳も聞いています。
それを見ると、飼っている動物や家の種類で、飼育費の差が出る理由がある程度分かります。
まず、犬と猫の差は、「医療費」と「お手入れ代」です。
医療費は、犬が5千円前後かかっているのに対して、猫は2千円以下です。
また、「お手入れ代」は、犬が2千円~4千円かかっているに対して、猫は数百円です。
現在の室内犬の場合、毛を刈るトリミングが必要な犬種が多く、トリミングサロンの代金がかかります。
一方、猫は短毛種の場合、トリミングは必要ありません。
犬の場合、健康管理と身だしなみにお金がかかるのです。
また、マンション住まいの場合、ほぼ100%室内で飼うことになるため、一戸建てよりも、衛生面や音、臭いなどへの配慮が必要となることから費用がかさむと推測されます。
ペットを飼っている場合、かわいさが先に立って、飼育費を計算している人は少ないでしょう。
しかし、収入が減る定年後に新たにペットを飼う場合は、月に1万円以上は飼育費がかかることは頭に入れておきましょう。