平均千枚の写真を保存し、写真加工も使いこなすスマホユーザーたち
スマホを持っていると、ほとんどカメラを使わない
市場調査会社のMMD総研が、スマートフォンのカメラ機能(以下、スマホカメラ)の使い方についてアンケートを取っています。
対象は、スマホを使っている15歳から54歳までの男女2,659人です。
まず、「写真撮影をするために最も利用しているデバイス」を聞くと、スマホが84.9%を占めました。
つまり、デジカメを使う機会は少なく、みんなスマホカメラで間に合ってしまうのです。
撮影するのは「友達・家族・恋人」
スマホで撮影する対象は、「友達・家族・恋人」が一番多く、「風景などの自然」と「料理」が続きます。
スマホには千枚以上の写真が入っている
「スマートフォン本体に保存されている写真の枚数」を、直接の数字で聞いて平均すると「1,351枚」でした。
男性よりも女性の方が多く、特に「15歳~19歳の女性」は3千枚を越えています。
スマホで撮った写真は共有する
「スマートフォンで撮影した写真の共有方法」は、「LINEなどのチャットアプリ」が一番多くなっています。
性別や年代によって共有方法は異なっており、年齢が高い男性は「Facebook」、若い女性は「Instagram」、若い男女は「Twitter」の比率が高くなっています。
なお、男女とも年齢が高くなると、「共有、プリントアウトはしない」という回答が増えます。
若い女性は写真の加工を当たり前に行なう
「スマートフォンで撮影した写真の加工」は、「加工したことがある」と「ない」が、ほぼ半々でした。
「加工したことがある」人は年代によって差が大きく、「15歳~19歳の女性」では90%を越えます。
写真の加工の内容は、「彩度・明暗・色などを調整する」が多く、「文字・スタンプ・フレームなどを入れる」や「フィルターをかける」などのプリクラ的な使い方が続きます。
スマホカメラの使い方は独自の発展を続けている
スマホカメラは、タッチパネルや通信機能を生かして、「カメラ」の枠を越えたものになりました。
例えば、スマホに蓄積された画像の枚数の多さ、共有方法の多様化、加工が当たり前になっていることなどは、その良い例です。
特に若い女性層のスマホカメラの使い方は、これからスマホ入門をしようというシニア層にとっても参考になることが多いでしょう。
シニア層も、スマホカメラをカメラとしてではなく、新しい種類のデバイスとして、もっと遊びながら使ってみると楽しみが増えるでしょう。