「50歳から住みたい地方ランキング」
「田舎暮らしの本」が発表した新しい移住先ランキング
宝島社が発行している月刊誌「田舎暮らしの本」が、「50歳から住みたい地方ランキング」を発表しました。
「50歳から住みたい地方ランキング」は、政府が推進する「生涯活躍のまち」構想(日本版CCRC)の発表により、中高年の移住者を歓迎する自治体が増えていることから、対象を中高年に絞って、新たに選考されたものです。
選定理由などの詳細については、2016年7月2日(土)発売の「田舎暮らしの本」8月号に掲載されますが、順位のみ先行して公開されました。
「50歳から住みたい地方ランキング」1位~4位
- 第1位:北九州市(福岡県)
- 第2位:新潟市(新潟県)、高知市(高知県)
- 第4位:宇部市(山口県)、豊後高田市(大分県)
ランキングの対象と選定理由
「50歳から住みたい地方ランキング」の対象となっているのは、「生涯活躍のまち」構想を推進する自治体のうち191の市区町村です。
選考にあたっては、「医療」「介護」の公的なデータと、「移住支援」「住宅対策」「生涯活躍のまち」「シニアライフ支援」「医療介護体制」の5ジャンル全34項目からなる「田舎暮らしの本」編集部独自のアンケート結果の合計でランキングを集計しています。
「50歳から住みたい地方ランキング」で、1位となった「福岡県北九州市」は、20年ほど前からシニア世代を意識した街づくりを目指しており、病院や介護施設が充実しているほか、再就職支援セミナーやシニア向けのお試し居住を実施するなど移住者の歓迎度も高く、生涯生き生きと暮らせる街として高得点を得ました。
「生涯活躍のまち」構想
「生涯活躍のまち」構想は、「東京圏をはじめとする地域の高齢者が、希望に応じ地方や『まちなか』に移り住み、地域住民や多世代と交流しながら健康でアクティブな生活を送り、必要に応じて医療・介護を受けることができるような地域づくり」を目指すものです。
従来の高齢者施設と異なるのは、現役世代である50代の移住を促し、身体が健康な早期に移住して住民として地元コミュニティに溶け込み、仕事や生涯教育を通じて地元経済の支え手として活動することが期待されています。