主婦が働く理由の1位は「今後の生活に不安を感じるため」
[2016/7/29 00:00]
主婦が働く理由のアンケート
主婦に特化した人材サービス「しゅふJOB」の調査機関「しゅふJOB」総研が、「働く理由」に関するアンケート結果を公開しています。
アンケート対象は、自社の主婦会員で、有効回答数は719件です。
このアンケートでは、主婦の年代によって働く理由に違いがあることが浮き彫りになりました。
働く理由の1位は「今後の生活に不安を感じるため」
まず、回答者全体のアンケート結果を見ていきましょう。
「結婚後または出産後について、仕事をしたいと思っていますか」という質問に対し、「できれば仕事をしていきたい」という回答が一番多く、半数を越えています。
次に多いのが「非常に強く仕事をしていきたい」で、この2つを合わせると8割近くの主婦が仕事を続けたいと思っています。
アンケート対象が、働くために会員登録をしている主婦なので当然ではありますが、「働きたい」という強い意志を感じます。
次に「仕事をしたいと思う理由」を聞いています。
一番多かったのが、「今後の生活に不安を感じるため」で、70%を越えています。
以下、「子供の教育費」「社会と関わり視野を広げたいから」が続いています。
主婦が働く理由の年代による違い
「仕事をしたい理由」を年代別に見ると、年代によって大きな変化があります。
例えば、20代と30代では1位は「子供の教育費」ですが、40代の1位は「今後の生活に不安を感じるため」になり、50代の1位は「社会と関わり視野を広げたいから」です。
また、50代の3位に「老後の備えのため」が入るのはわかりますが、20代でも3位に入っているのは不思議です。現在の20代は老後に対する不安感が、その上の世代よりも強いのかもしれません。
ただし、順位は変わっても、上位5つの項目は各世代で共通です。
主婦が働く理由の大半は、この5つに集約されるのかもしれません。
- 「今後の生活に不安を感じるため」
- 「子供の教育費」
- 「社会と関わり視野を広げたいから」
- 「老後の備えのため」
- 「自分または家族の生活を豊かにするため」