40歳以上の転職者が増加中。全体の15%を占める
[2016/8/3 01:41]
転職成功者の平均年齢が上昇し、過去最高となっていることがわかりました。
2016年上半期についてみると、転職者のうち「40歳以上」が占める割合は15.1%に上っています。
これは、転職サービス「DODA(デューダ)」が発表した「転職成功者の年齢調査」によるもので、2007年7月~2016年6月の間に、DODAを利用して転職した約11万人のデータを基にしています。
転職成功者の平均年齢は32.3歳
この半年間で転職した人の数は、すべての年代で前回を上回っており、転職マーケットは引き続き活況な状況が続いています。
2016年上半期の転職者の平均年齢は32.3歳となり、前回調査の2015年下半期から0.2歳アップしました。これは2007年の調査開始以来でもっとも高くなっています。
また、男女別では、男性は32.9歳で、女性は29.7歳で、こちらも過去最高値を更新しています。
「40歳以上」の割合は15.1%
転職成功者の内訳を年齢別に見てみると、最も割合が高いのは「25~29歳」の37.2%で、次いで「30~34歳」の25.7%、「40歳以上」の15.1%が続きます。
2007年の調査開始時点では、「40歳以上」の割合はわずか2.5%でした。しかし、現在では、その6倍に増えています。
DUDAでは、ミドル層の転職について、『従来のような管理職としての求人だけでなく、「プレイヤーとして現場で経験を積み続けたい」「スペシャリストとして専門性を極めたい」など転職を通じて選べるキャリアの選択肢が広がりを見せている』と分析しています。