配偶者と同じお墓に入りたくないと思っている女性は32%もいる
「終活」に関するアンケート
保険ショップ「保険クリニック」が、「終活」に関するアンケート結果を公開しています。
このアンケートは2016年7月にインターネット経由で行なわれ、30歳~60歳の既婚者500人(男性250人、女性250人)が回答しています。
一部の設問については、2014年からの記録もあり、年ごとの変化を見ることができます。
終活をしている人は2.2%
まず、「終活」を知っている人は「82.6%」と高く、「終活」という言葉が浸透していることが分かります。
しかし、実際に「終活をしている」人は2.2%、「終活をしたいと思っている」人は27.4%で、両方を合わせても30%弱にとどまりました。
さらに、15.0%の人は「終活はしない」と断言しています。
やりたい終活は「生前整理」
「終活をしている人、したいと思っている人」148人を対象に、「どんな事をしている(したい)か」を質問しています。
一番多いのは、身の回りを片付ける「生前整理」で、ほぼ半数の人が挙げています。
以下、「エンディングノートを書く」「遺言書を書く」「延命治療や臓器提供などの希望を伝える」など、自分の意思を家族に伝えるための作業が多くなっています。
また、実際に終活をしている人に限ると、「生前贈与」を行なっている人が多く、相続対策への配慮が感じられます。
配偶者と同じ墓に入りたくないと思っている女性は32%
単独の質問として「あなたは配偶者と同じお墓に入りたいですか」という質問もしています。
男性は15.2%、女性は32.8%の人が、「配偶者と同じお墓に入りたくない」と回答しています。
一緒に入りたくない理由として、男性は「何となく、特にない」が一番多く、「お墓は入らない、散骨希望」「死んでまで一緒じゃなくてもいい」の順でした。
女性は「義父母と一緒だから」と「死んでまで一緒じゃなくてもいい」という意見が多く、「お墓は入らない、散骨希望」「実家のお墓に入りたい」が続きます。
過去のアンケート結果と比較すると、配偶者と同じお墓に入りたくないという人は、男女とも増えています。
終活の一環としてお墓の準備をするときは、まず、配偶者やパートナーの意向を確認することから始めましょう。