「ふるさと納税」で故郷のお墓を清掃してもらおう
故郷のお墓が気になる季節
もうすぐお盆ですが、故郷のお墓が気になっている人も多いと思います。
自分で帰省して、清掃ができればよいのですが、気が付くと、もう何年もお墓参りをしていないということもあります。
こういうことは親戚にも頼りにくいので、ずっと気になっているという方も多いでしょう。
そういう需要に対応して、「ふるさと納税」の返礼品の1つとして、「お墓の清掃」を用意する地方自治体が増えています。
返礼品としての「お墓の清掃」サービス
ふるさと納税は、「納税」という名前がついていますが、地方自治体への寄付です。
地方自治体は、たくさんの寄付を集めるために魅力的な「返礼品」を用意し、寄付の金額に応じてお礼として送ります。
返礼品では、地域で生産された精肉や鮮魚、野菜などが主流で、「お墓の清掃」のようなサービスの提供は珍しい存在です。
「お墓の清掃」を最初に始めた自治体がどこかはわかりませんが、少なくとも2015年のはじめには香川県高松市が受付を開始しています。
2016年8月現在、ふるさと納税サービスの「ふるさとチョイス」で検索すると、60以上の自治体が「お墓の清掃」を提供していることがわかります。
必要な納税額は1~3万円が多い
サービスを受けるために必要な金額は、自治体によって異なっており、だいたい1万円~3万円です。
清掃作業は、地元のシルバー人材センターなどに委託されていることが多く、清掃作業後は現状の写真を撮影して報告してくれるところもあります。
こういうサービスを紹介すると、他人にお墓の清掃を頼むことに違和感を感じる方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、放置されたままで現状もわからない状態に比べれば、誰の手であっても、きちんと清掃してもらう方が、ご先祖様も喜ばれるのではないでしょうか。
このような「お墓の清掃」サービスを用意している自治体は、まだ少なく、もっと多くの自治体に導入を検討してほしい返礼品です。
まずは「ふるさとチョイス」で、自分の故郷の地名や、「墓」のキーワードで検索してみましょう。