「最終的にUターン転職したい」という希望と、現在の年収の関係
Uターン転職についてのアンケート
情報サイト開発・運営のキャリアインデックスが、故郷へのUターン転職の希望と年収の関係についてアンケートを行なっています。
このアンケートは、2016年03月に、全国の就業中の男女1,000人を対象にインターネットで行なわれました。対象年齢は20歳~59歳です。
アンケートは「最終的には、Uターン転職をしたい」という質問に、「とてもそう思う/ややそう思う/どちらともいえない/あまりそう思わない/全くそう思わない」の5段階のいずれかで回答を求めています。
年収は3段階で、「300万円未満」「300万円~500万円未満」「500万円以上」です。これに「わからない/答えたくない」を加えて、選択肢は4つとなっています。
「Uターン転職をしたい」に「とてもそう思う」と回答した人は2~3%、「ややそう思う」が8~9%でした。
つまり、Uターン転職に前向きな人は、回答者全体の10%前後に留まっています。
やはり、いったん就職してしまうと、現在の環境を捨ててUターン転職を行なうには、高い壁があるようです。
なお、「どちらともいえない」が30%前後、「あまりそう思わない」が20%前後、「全くそう思わない」が40%前後でした。
全体的に見れば、Uターン転職について、後ろ向きな人の方が多いという結果になっています。
年収が500万円以上の人はUターン転職についてはっきりした態度を持っている
なお、各回答について、年収が異なることによる違いはわずかでした。
Uターン転職に前向きな人が10%前後、「どちらともいえない」が30%前後、後ろ向きな回答が60%前後という比率は、そのままでした。
年収とUターン転職の間には、あまり相関関係は見られません。
ただし、年収が「500万円以上」の人は「とてもそう思う」と「全くそう思わない」の両極端の回答が多くなっています。そして、「どちらともいえない」というあいまいな回答は少なくなっています。
つまり、年収の高い人は、現在の自分の環境と自分の意思を把握しており、将来に対してはっきりとしたビジョンを持っている人が多いと言えるでしょう。