ガラケーとスマホの料金の差は月に2,945円
ポータルサイトの「Yahoo! JAPAN」が、携帯電話ユーザー3,000名へのインターネットアンケート結果を公開しています。
このアンケートでは、「シニア層のスマホの利用率は、50代が58%、60代以上が34%」「通話はガラケーが便利だが、コミュニケーションの取りやすさはスマホ」など、興味深い結果が出ています。
年齢が高いほどガラケー率が高い
回答者を年齢別にみると、年齢が上がるほどフィーチャーフォン(ガラケー)の利用率が上がり、スマートフォン(スマホ)の利用率が下がる傾向にあります。
「50代」は、ガラケーが45%で、スマホが58%と、スマホの方が多くなっています。
しかし、「60代以上」では、ガラケーが60%、スマホが34%で、ガラケーの方が優勢です。
なお、ガラケーとスマホの2台持ちのユーザーがいるため、各年代の合計は100%にはなりません。
スマホはネット関連機能が使われている
よく使う機能の1位は、ガラケー、スマホとも「通話」でした。
2位の「メール」も共通ですが、3位はガラケーは「カメラ撮影」、スマホは「ネット閲覧」と分かれます。
スマホでは「SNS」も5位に入っており、インターネット関連の機能がよく利用されていることが分かります。
通話はガラケーだが、コミュニケーションならスマホ
ガラケー/スマホの利用者に対して満足度を聞いたところ、「メールの打ちやすさ」「文字の読みやすさ」は差がありません。
よく使う機能である、「通話のしやすさ」はガラケーが65%で、スマホの47%より優っています。
しかし、「家族や友人・知人とのコミュニケーションの取りやすさ」になると、スマホの方が評価が高くなっています。スマホではLINEなどの使いやすいコミュニケーション手段が使えるためでしょう。
また、「インターネットサイトの見やすさ」の満足度は、スマホの方が高くなっています。スマホは画面が大きな機種が多く、Webサイトが見やすいのが一因でしょう。多くのインターネットサイトのモバイル向け表示も、ガラケー向けからスマホ向けに移行しています。
ガラケーとスマホの料金の差は2,945円
ガラケーユーザーがスマホに移行しない理由の1つが「通信料金」です。
この調査でも、1カ月の通信料金は、ガラケーが「3,331円」、スマホは「6,726円」で、2,945円の差があります。
スマホの通信料金も、格安スマホや安価なプランの登場で、ガラケーとの差が縮んできてはいます。
シニア層へのスマホの浸透は、通信料金の差を埋めるほどの機能差を納得させられるかどうかにかかっているでしょう。