30代の「自己投資」は「出世」と「転職」が目的。40代以上は...。
[2016/9/6 00:00]
自己投資をしている人は65%
人材紹介サイト「ミドルの転職」は、「自己投資」について、転職サイトの利用者にアンケートした結果を公開しています。
回答者の年齢は35歳~59歳で、回答者数は256名でした。
自己投資しているという回答者は「65%」でした。
年代別に見ると、年齢が高くなるほど、自己投資をしている割合が少なくなります。
一番多い自己投資は「知性磨き(読書など)」
自己投資の内容の上位3つは、「知性磨き(読書など)」「ビジネススキル磨き(外部セミナーなど)」「資格取得」でした。
40代には「資格取得」と「語学習得」、50代では「ネットワーク(人脈)づくり」も人気があります。
自己投資の理由
自己投資の理由は、30代では「転職に備えるため」と「今後のキャリアのため」「昇給や昇進のため」が多くなっています。
40代と50代では「スキルアップのため」と「今後のキャリアのため」「新たな人脈を広げるため」が多くなっています。
自己投資に費やしているお金と時間
自己投資に費やしているお金は「月に3万円未満」が多く、費やしている時間は「10時間未満」と「20時間未満」が多くなっています。
年齢が高くなると、費やすお金も時間も少なくなる傾向があります。
30代は出世と転職が目的、40代と50代はスキルアップ
回答を見渡すと、30代は自己投資にお金や時間を費やしており、その目的は出世と転職です。
40代と50代は、自らのスキルアップ、キャリアアップが中心になります。また、人脈作りも視野に入ってきます。
転職サイトでのアンケートにも関わらず、40代と50代の自己投資が、直接的に「転職」を目指したものではないのが面白いところです。
やはり、40代以降の転職は、これから習得するものよりも、これまで習得してきたものを磨き上げる方が有利と判断しているのでしょう。