100歳以上の長寿者は、テレビとお米が大好き
100歳以上の長寿者100人の調査
健康食品メーカーの「キューサイ」が、100歳以上の長寿者100人に対する調査結果を公開しています。
キューサイでは、「健康寿命を100歳にする」ことを目標とした「100歳まで楽しく歩こう」プロジェクトを行なっており、今回の調査もその一環です。
調査によれば、100歳以上の長寿者には、「つながること」と「食べること」が好きという特徴がありました。
テレビ、ラジオが大好き
100歳以上の長寿者に「日常生活における好きなこと」を聞くと、「テレビ、ラジオを視聴する」が1位でした。
以下、「食べる」「新聞を読む」「おしゃべりをする」が続きます。
テレビなどのメディアを通じて、社会とのつながりを保つつともに、おしゃべりという形で周囲とのコミュニケーションも維持している様子がわかります。
また、「食べる」では、男女とも「お米」が好きな食べものの1位でした。
男性は「肉」「魚」「果物」が、女性は「果物」「野菜」「魚」が続きます。
4割は80歳過ぎまで働いていた
主婦業も含めて、「何歳まで働いていましたか」という質問には、「80歳過ぎ」までという回答が38%ありました。
中には、現時点でも現役で働いているという方もいます。
また、現在の運動量を見ても「ほぼ毎日散歩する」が10%、「1週間に1日以上散歩する」が22%ありました。
いまだに自転車に乗っているという例もあり、足腰の強さが長寿の支えとなっていることがわかります。
くよくよしないのが長生きの秘訣
アンケートでは、「長生きの秘訣」についても聞いています。ここでは、埼玉県の柳澤松子さん(100歳)のコメントを紹介します。
農家の嫁は大変なことも多かったですが、もともと楽天的な性格で、悩むのは嫌い。それに私がくよくよしていたら周りの人も暗くなってしまうので、小さなことは気にせず、苦労を苦労と思わずやってきました。よく長生きしたなと我ながら感心しますが、長生きの秘訣があるとしたら、くよくよしないこと、何があっても希望を持って生きることだと思いますね。
ずっと農業をしていましたから、身体を動かすことは苦になりません。今も毎日、雨戸の開け閉めや庭の草取りをしています。足腰は丈夫、痛いところもありませんよ。3度の食事もきちんとおいしくいただいています。子どもも孫もよく遊びに来てくれますし、今の暮らしはのん気で気楽。今が一番幸せだと思って過ごしています。
やはり、毎日明るく生きるという姿勢が長生きの秘訣なのかもしれません。