60代前半の5割がスマホユーザー、LINEを使う人は3割
[2016/9/16 00:00]
ビデオリサーチのシニア研究プロジェクト「ひと研究所VRエイジング・ラボ」が、「シニアのスマホ利用」についての調査結果を公開しています。
シニアへのスマホの普及率は、若年層には及びませんが、普及の伸びが大きいことがわかりました。
調査対象は、東京50km圏の12~74歳男女で、有効回答数は5,062人です。
60代前半は2人に1人がスマホユーザー
年齢別の携帯電話の種別を調べると、シニア層にもスマホが普及していることがわかります。
スマホユーザーは、60~64歳では2人に1人、65~69歳では3人に1人、70~74歳では4人に1人の割合でした。
スマホの所有率は、すべての年代で昨年よりも伸びています。特に、60代を中心にシニア層の伸びが大きくなっています。
また、シニア層は若年層に比べて普及率が低く、普及の余地を残しているといえます。
60代前半のLINE利用率は3割
同じように「LINE」の利用率を調べると、60~64歳では3割に届きかけています。
65~69歳では2割弱、70~74歳は1割弱と、まだ普及率は低いのですが、前年と比べると伸びています。
また、別途、LINEの使い方について、55~74歳の男女1,166人にアンケートしています。
それによれば、多くは家族との日常的な連絡手段として、LINEは使われています。また、友達同士でも使う人が増えており、会合のスケジュールや場所のやり取りなどの情報交換に利用されています。
つまり、シニア層のLINEの利用目的は、若者と大きく変わりないことがわかりました。