お墓について一番多い悩みは「自分の子どもにお墓のことで迷惑をかけたくない」

[2016/9/18 00:00]

20歳以上の女性960人に対するアンケートで、「お墓について悩みがあると人は8割以上に達し、一番多い悩みは、自分の子どもにお墓のことで迷惑をかけたくない」という結果が出ています。

このアンケートは、出版社の「オレンジページ」が、自社の会員組織に対して行ないました。

「子供に迷惑をかけなくない」と考える人が多い

「お墓について、考えていること、悩み、心配なことなどはありますか」という質問に対して、「特に悩み、心配なことはない」と答えたのは19.2%でした。

つまり残りの8割以上の方が、何らかの悩みごとや心配を抱えているということになります。

一番多いのは「将来、自分の子どもにお墓のことで迷惑をかけたくない」でした。

「自分や配偶者の後にお墓の世話をしてくれる人がいない」と「遠方のため、頻繁にお墓参りに行くことができない」が続きます。

一方で、「自分の代で『墓じまい』を考えている」や「お墓の引越しを考えている」は1割未満となっており、実際に行動を起こそうとしている人は少ないことがわかります。

お墓について、どんな悩みがあるか

自分のお墓については「まだ考えていない」人が多い

「どのようなお墓に埋葬されることを望みますか」という質問には、「今はまだ考えていない」が1番多い回答でした。

2位は「散骨」、3位は「自分の実家のお墓」、4位は「とくにこだわりはない」でした。

「配偶者の実家のお墓」や「自分や配偶者が新たに用意するお墓」という回答は1割未満で、少数派です。

どんなお墓に入りたいか

また、回答者からは、次のように、永代供養墓やお墓を作らないことを評価する意見も寄せられています。

  • 「旦那の実家はお墓を持たない主義。後々のことも考えてのこと。その方がいいかもしれません」(40代/専業主婦)
  • 「最近自分の知り合いの中にお墓を作らず永代供養を頼む人が増えてきました。ひと昔前までは薄情に思う事が多かったですが、誰にも迷惑をかけずきちんと終活するという姿勢は立派だと思うようになってきました」(50代/パート)
  • 「こちらで墓地を一応購入しておりましたが、子供はいますが孫がいませんので、迷惑をかけるし、いまは共同埋葬地を考えています」(60代/専業主婦)
[シニアガイド編集部]